あまりにシュンが、
私にキスマークをつけたり、
盛りまくるので、
私、少し怒ってしまいました。
「気持ちはちゃんと分かってるけど、シュンちょっとやり過ぎ!ちょっと我慢して欲しい。じゃないと私疲れる」
と。
シュンは、
「我慢?何をどれだけ我慢すればいいの?」
と聞くので、
「セックスはとりあえず今日から1週間は我慢して欲しい。キスマークはつけないで。胸には絶対触らないで。お風呂も別々」
と言ったら、
「ハハッ、全部だね。キツいね。じゃあさ、しばらくホテルにでも泊まるよ」
と、寂しそうな目をして言う。
さすがに私も言い過ぎたかなと思い、
シュンの手に触れようとしたら、
「触らないほうがいいよ、また抱きたくなるし、オレ」
と言って、部屋から出ていきました。
やばい、やばい。
シュンがこの後どうなるかは、
私には分かりすぎるくらい分かっちゃう。
暴れるとか文句言うとかならいい。
でも違う。
ここで追わずに離れたら、
シュンは甘えなくなって、
全部我慢するようになって、
無理して笑うようになる。
シュンのあとを追いかけて、
玄関の外で追いついたはいいけど、
慌てていたせいか注意力散漫で、
段差でバランス崩して、躓きそうに。
手すりをつかんで何とか堪えたけど、足を少し捻っちゃった。
シュンは私が手すりにつかまる音で、
私が危ないのを察知して振り返ったから、
「ホテル行っちゃダメ」
と私が言ったら、
「ケガしてない?」
と聞くから、
「多分。少し捻っちゃったかもだけど」
と答えたら、
「一応、湿布だけはしてね。じゃあ、オレ行くから。携帯は持ってるから、何かあったら連絡して。じゃあね」
と言って、ガレージの方向に歩いていく。
まずい。
てことで、
私はダッシュ。
足首ちょい痛かったけど、
そんなこと言ってられない。
シュンに追いついて、
シュンの左手を掴んで、
「行っちゃヤダ。さっき、ごめんね」
と、半泣きで言ったら、
「全部我慢はさすがにきついよ、オレ。今だって抱きしめたいしキスしたい」
と言うから、
「私が無理言い過ぎたの。疲れてて。ごめんね。シュン、だっこして」
と言ったら、
「だっこしたら、キスしちゃうよ。キスしたらまた抱きたくなるよ、嫌なんでしょ?」
と聞くから、
「だっこしてシュン、だっこして!」
と答えたら、
「△△の名前は?」
と聞くから、
私は、
はぁ???
と一瞬、はてなマークが頭に浮かんだけど、
あぁ、そういうことか!
と気づき、
私は自分の名前をフルネームで答えた。
もちろん、旧姓で答えるなんてヘマはしてない。
ちゃんと、
シュンと同じ今の名字で答えた。
シュンがそれを聞いて、
私の髪をふわっと触ってから、
だっこしてくれました。
で、
「△△、家入って湿布貼ろうね」
と言うから、
「ヤダ、もっとだっこがいい」
と私が甘えたら、
「んじゃ、覚悟しなきゃだよ。オレ言ったよねさっき、我慢はキツイって」
と言うから、
「じゃあ、乳首つまむのだけは絶対禁止。あとは我慢しなくていいよ」
と言ったら、
シュンは、
「可愛いね」
と言って私にキスをして、
庭の2人乗りのブランコまで私を抱き上げて連れてって、
ブランコに座って、
いちゃラブ。
家に入ればセックスしちゃうから、
だからシュンは、
家じゃなく庭のブランコに座ったんだと思う。
しばらくそうしてて、
私がシュンに、
「ね、シュン。お部屋で裸でだっこがいい」
と言ったら、
「なにそれ?可愛すぎるんだけどっ!もーっ、自覚してないよね?ていうか、それ○○さんにも言ったりするの?」
と聞くから、
「言わないかなぁ、記憶にないもん。私、こんな風な甘え方は、シュンにしかしたことないと思う」
と答えたら、
「あー、あー、でも何か納得かな。確かに△△は昔から、オレにだけ甘ったるいもんね」
と言って笑うから、
「だってー、昔から、シュンが
相手だと私は私のままでいられるんだもん」
と言ったら、
「もー、部屋入るまで喋んないで!ヤバいから」
と言って、
私を抱き上げて急いで家に入り、
部屋まで直行。
結局、こうなる。
でも、幸せ
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