昨日、
バジリスク嫁が、
使いのケルベロスをよこしました。
彼と私が一緒に暮らしている部屋に。
バジリスクは自分は悪者にならないように、
しっかり計算する卑怯者なので、
まずは手下のケルベロスを使う。
ケルベロスは、
バジリスクにマインドコントロールされてるので、
バジリスクを観音様か何かだと思っているような様子。
でも、
バジリスクに洗脳されるようなケルベロスは、
そもそも賢くはないので、
ありきたりな綺麗事をゴタゴタ言うだけ。
そして今日の夕方、
バジリスク本人登場。
「パパを返して下さい、愛してるんです、家族を壊さないで下さい」
とまぁ、渾身の演技。
彼の足にしがみついて、
叫ぶ叫ぶ。
「パパ-、パパ-、パパ-、私が死んでもいいの-!?ンギャー、プギャー。パパ殺して私も死ぬ-」
彼は
「死ぬとか聞き飽きた。関係ね-し。離れろや」
と、淡々と言ってました。
それでもバジリスク嫁が殺すだの死ぬだの連呼して離れないので、彼は、
「ていうか、殺す? ○○、警察呼んでくれ、殺す言うてるしな、この人」
と、私に言ってました。
卑怯者は小心者と相場は決まってます。
バジリスクもまさにそれ。
びびって彼の足から離れた。
よぎったのでしょう、
この場で演技を続けたら不利になると。
彼はバジリスクが彼の足から離れるなり、
玄関に置いてあった、捨てる予定のクイックルワイパーのワイパー部分で、
バジリスクを押して、
玄関から追い出し、
ガチャッと鍵をかけました。
その後、
バジリスク、インターホン連打。
哀れで惨めなバジリスク。
新しい道を進めば、
私と彼よりもっとたくさんの幸せが、バジリスクには用意されてるはずなのに。
彼といても、バジリスクは永遠に幸せにはなれない。
ずっと虚しくて惨めなまま。
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