古典に学ぶ(1)
徒然草って知っているよネ かの有名な兼好法師が書いた随筆集
その中に「高名の木登り」という一文がある
内容は 高名な木登り名人が 弟子を高い木に登らせていて
降りると時 身の丈というからたぶん1メートル50センチ位になって
「気をつけて 十分注意して降りろ」と声をかけたというのである
それを見ていた人が 高いところに居て危険な時は声を掛けないのに
なんでこんな身長ぐらいの高さになってから注意をするのだと聞いたところ
かの名人は
「高いところにいる時は 誰に言われなくても 危険は自分が一番承知している
しかし もう少しで降りられると思うと そこに油断が生まれ 怪我をする」
と説明し 聞いた人は ナルホドと納得したという話である
この様なスチュエーションは 胸に手を当てれば数限りなくあると思うが
小生が思うに この話は ただ単に成功を手に入れるまで油断するな
ということだけでは無いような気がする
というのは 仏法に 魔は天界に棲む と言う言葉がある
魔 思わぬアクシデント 自分にとって嫌なこと 不利益なこと
天界 いい気になっている時 有頂天の時
要するに まだ達成してないうち 達成まじかで達成間違いないと思われた時
もしくは達成した時 どんな人でも ホッとして一瞬の 油断 が生じる
魔はそこを見逃さず 地獄のそこ へ突き落とす
そこで小生の結論
魔は天界にいるのだから
何事があっても有頂天にならず
苦虫をつぶしていようっと
マア 無理だと思うが 少なくとも 先人の教えだけは
胸に刻んでおこう (*⌒∇⌒*)
bye-bye (^_^)v