花の浮島(礼文・利尻)花紀行 7

レブンアツモリソウ(礼文敦盛草)

 

 

 

 

 

 

 

レブンアツモリソウ群生地

北海道礼文郡礼文町船泊村鉄府

 

 

 

 

 

 

群生地一帯は北海道の文化財(天然記念物)に指定され、

礼文島でしか見ることのできない貴重な

“レブンアツモリソウ”を自然の状態で間近に見ることができます。

 

 

 

 

 

 

8年前一度訪れていますが、今回で分かったことはここの

保護区は嬉しいことに2ヶ所に増えていたことです。

 

 

 

 

 

 

種の保存法による特定国内希少野生動植物種に

指定されている礼文でしか見ることができない貴重な植物。

花は淡いクリーム色で茎頂に1個つき、唇弁は大きな袋状で、

側花弁は卵形で先は短く尖る。

 

 

 

 

 

 

この島にだけ咲く「レブンアツモリソウ」は可憐で美しい!

花言葉は「君を忘れない」そして「気まぐれ」とか

「君を忘れない」は分かる気がしますが。

「気まぐれ」は昨年咲いて所と同じ

場所では咲かないことからだそうです。

 

 

 

 

 

 

「レブンアツモリソウ」は薄いクリーム色や白。

私の感想では咲き始めがクリーム色かな・・・。

 

 

 

 

 

開花時期は場所によって違いはあっても早春の

5月下旬~6月中旬までですが、何よりその大きい

袋状のフォルムが多くの方の心を虜にしていて、

花言葉の「君を忘れない」そのものです。          

 

 

 

 

 

 

1つのアツモリソウの果実からは数千から

数万粒の種が取れます。この種は大変小さく

軽いため風に飛ばされて成育範囲を広げると考えられています。 

 

 

 

 

 

 

花が咲くまでには6~8年かかるとか

気の長い話ですね。

 

 

 

 

 

アツモリソウよりも一足早く、1994年に

「特定国内希少野生動植物種」(種の保存法)に指定された。

そのため現在では許可なく採集・販売などはできない。

しかし園芸的に人気のある種類だけに

、複数の民間業者が国の許可のもとに

人工増殖を手がけており、少数ながら

安定した苗の生産・供給がなされている。

 

 

 

 

 

 

ただし、アツモリソウ同様に暖地での栽培は

きわめて難しく、これらの苗が一般普及するには至っていない。

 

 

 

 

 

 

草丈は25-40cm程度。花の色は淡いクリーム色で、

5-6月に開花する。唇弁は大きな袋状で、

長さ3.5-5cm。側花弁は広卵形で先は短く尖る。

 

 

 

 

 

 

ノビネチドリとハクサンチドリに

挟まれて咲くレブンアツモリソウ

 

 

 

 

 

 

この花は送粉者の食物となる蜜を分泌せず、

花粉もラン科の通例どおり花粉塊となっていて

昆虫の食物となるような形で大量に作られるわけではない。

 

 

 

 

 

 

にもかかわらず受粉が成立するのは、騙しによる

受粉が行われているからであることが明らかになっている。

 

 

 

 

 

 

一説によると、ニセハイイロマルハナバチの

越冬女王がレブンアツモリソウの花に騙されて

誘引されるのは、同時期に同じような淡黄色の花をつける

ゴマノハグサ科のネムロシオガマの花と誤認するためで

あるためではないかとも言われており、

 

 

 

 

 

 

レブンアツモリソウの個体群を遺伝的な多様性を維持して

保全するためには、ニセハイイロマルハナバチと

ネムロシオガマの保全が必要であるとする提言もなされている。

 

2024.06.03 撮影

 


 

レブンアツモリソウ群生地

マイクロバスを貸し切りでターミナルから

35分で着いた。

 

 

 

 

 

 

レブンアツモリソウ群生地で咲いていた

サクラソウモドキ

 

 

 

 

 

 

 

サクラソウモドキ

サクラソウ科 花期・6月

背丈30cmほどの植物で、濃い赤色の花を下向きに咲かせます。

林の中を流れる沢沿いの斜面に多く生育しますが、

高山植物の咲くような風当たりの強い草原でも目にすることができます。

 

 

 

 

 

 

サクラソウモドキ

ここでは群生して咲いていました。

 

 

 

 

 

 

ササバギンラン(笹葉銀蘭)

マイズルソウも咲いていました。

 

 

 

 

 

 

明日は礼文島とお別れして利尻島の観察に

なっている。見た花の数は分かっていないが

ホント花の浮島の名に恥じない素晴らしい

花の楽園だった。私も高齢なのでこれが最後かも

しれない・・。この日〔3日〕は朝3時に起きて朝陽を撮影、

桃岩トレキングコース踏破、船泊のレブンアツモリソウ

保護区観察と目が回るような一日だった。

素晴らしい天気にも恵まれ礼文島の花々らに感謝感激の一日だった。!!