マメヅタラン(豆蔦蘭)
マメヅタラン(豆蔦蘭)
沈む日や独り湯の町五月尽
夏めくや三密知らぬ蔦の花
風薫や豆蔦蘭の朽ち落花 ひだまり
昨年とある山に2日ほど探して回りましたが、環境の変化に
どうも弱いようで、咲いているはずのものが何処を探しても見つける
ことが出来ませんでした。マメヅタはあるのですがマメヅタランは
少ないようです。
今回は花友達のお蔭で見られることが出来て、感謝しています。
絶滅が心配されている、常緑蘭ですのであと半世紀は生き抜いて
欲しいものです。8年振りに撮影したものです。(*^。^*)
山地や渓谷の岩や樹幹に着生する常緑のラン。
由来は、葉がシダ植物のマメヅタによく似ていることに
由来すると思われます。
皆さんが良く知っている、マメヅタは日の当たらない
暗い場所に生えるのと対照的に、
マメヅタランは日当たりのよい場所を好んで生える
ようです。
細い茎から楕円形の葉が出ます。肉厚の葉の大きさは
長さ8ミリ、幅5ミリほどです。
花径・1cm未満、淡黄色花で唇弁は赤紫色に染まります。
マメヅタラン(豆蔦蘭)
ラン科・マメヅタ属。多年生常緑ラン。
花期・5~6月。分布・本州から琉球列島。
似た物には、マメズタ。ムギラン。
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類
大きさは1cm未満!!
葉腋から花茎をのばし、淡黄色の小さな花を1個つける。
開花したばかりの唇弁はクリーム色で、最盛期を過ぎると
赤くなる。 絶滅危惧IIB類(VU)