和貴の心身の発達の遅れは、WAGR症候群と診断された時から、ある程度予測されていたものです。
そのため、区の保健師さんから、療育施設に通い、理学療法(PT)や作業療法(OT)を受けるように薦められていました。
区の療育施設での受け入れが可能になったとの連絡があり、今日は和貴を連れて療育施設へ。
和貴の発達診断と、保護者への簡単な面談を受けてきました。
保護者への面談は、和貴が産まれる前(家内の妊娠~出産)から、今までの和貴の入院履歴や行動についてのインタビューがメインでした。
「お座りが安定したのはいつごろ?」
「両手で物をもちかえられるようになったのはいつごろ?」
といった、動作に関するものから、
「夜鳴きはないですか?」
「離乳食の進みはどうですか?」
といった、育児に関することまで幅広く質問されました。
改めてこういう質問をされると、残念ながらあまり詳細なことを覚えていないのですよね。
しどろもどろする私の横で、家内が助け舟を出してくれるのでなんとかなりましたが、勉強不足を反省し、しょぼーんとしています。
そんなインタビューの隣では、和貴は発達診断を受けていました。
発達診断といっても、いろいろな検査キットを使って、先生が和貴と遊んでくれるのがテストとなります。
検査キットとして用意されたのは、がらがらやミニカー、鏡にコップ、積み木にひも付きの輪っかなどなど・・・。
どれもこれも、和貴のお気にいりになりそうなものばかり。
しかも、なぜか和貴が観やすい赤い色ばかり。
ここで本領発揮しないわけがない、和貴さん。
先生と一緒にきゃっきゃと喜んで、大はしゃぎ。
おかげさまで、療育の先生方の受けもよく、めでたく(?)3ヶ月程度の発達の遅れが見られるとのことで、来月から療育施設への通園が出来る見通しとなりました。
週に1度、3時間ほどですが、療育施設まで通い、同い年の子供達と一緒に集団行動を行うことになります。
和貴にとっては、初めての集団生活。初めての友達もできるかもしれません。
ちょっとだけ、和貴がお兄さんになったように感じた一日でした。
遊びつかれたのか、帰宅後はしばらくぐっすりと寝ていた和貴さん。
ただ、寝る前になって遊んでいたときの興奮がよみがえったのか、いつになくエキサイトしていましたとさ。笑
帰り際に見上げた、恵比寿ガーデンプレイスの窓ガラスに夕日と雲が映えていて、思わずシャッターを下ろしました。