数限りない「愛情」が存在します。

家族への愛情
恋人への愛情
友人への愛情
職場への愛情

愛情は形無いものだけではなく
趣味や動物、家や車など
愛着と呼ばれるものにも
「愛情」は存在しています

いつも当たり前にある風景や
いつも当たり前の出会う人々

あなたと母親はどんな関係であれ
どんな形であれ
この世の誕生の結び付きを一番最初に
結んだ人でもあります。

父と母の間の一番最初の絆なのです。

世の中には
溢れるほどに親子の仲が悪いとか
親の顔も見たくないとか
親の存在を否定する
個の存在を否定する

きっと生まれたときには
そのような事は考えず
無力なあなたを
泣いて訴えるだけのあなたを
どうしていいかわからずに
一緒に親になり子になり育ってきたのです

ですがいつしか
会話が出来るようになり
意志が伝わるようになり
思い通りにしようとしたり
自我がぶつかったりしているうちに
相性などと言うものが生まれ
合うとか合わぬとか
好きとか嫌いとか
このような形で存在できるのは
人間だけであると考えます。

自然の中では役割があり
必要とあれば子離れの為に子を見捨てるかのような
辛い選択も自然界の中にはあります。

ですがそれも強い愛情
自然の摂理として必要なのかもしれません。

愛情と言うと何を思い出しますか?

@抱きしめてもらうこと
@優しくしてもらう事
@好きな事をさせてもらう事
@自分を理解してくれること
@愛していると表現してもらう事
@プレゼントをもらう事
@心地よくしてくれる事

この中に該当が多い場合
それは正解とは言えない気がします


愛情の中には

☆時に厳しく躾ける事
☆生きるに必要な教えを授ける事
☆叱る事や注意する事
☆社会の中に出してみる事
☆とにかく与えること

愛情の中には
現実に生きていくための
たくさんの術を学ぶ為に
親は子を学校に行かせ
社会的勉強や秩序やルールの為
どうしても世の中に
放り出すかのようにしなければ
ならない事もたくさんあります。

ずっと家の中に入れて
可愛い可愛いと愛おしんでばかりは
いられないのが親なのです。

そして子も幼きから大きくなる時
1人で学ぶこと
1人で考えてみる事
1人で悩んでみる事など
年代や年齢に沿って変化が訪れます。

成長期には今まで
大事で愛しくて優しくて大事であった家族が
急に
「うざくなり邪魔になりやかましく感じる」
これは一時の正解なのかも知れませんが。

子供が大人になろうとするとき
自立や自活と言う意味で成長しようとするとき
親離れ、子離れの1歩であると喜ばなければなりません。

親が子にしてあげられることは
愛情・知的・知識・モラル・ルール・心・思いやり
常識・生きる為の社交・教育を
施しその個性を育てる事です。

子が親にいつか感謝すべきは
すべての教育と愛情と感謝を持つことです。

子はなかなか「感謝」を覚えるには
時間が必要です。
自らが親になった時、自らが親離れをしたとき
独立した時など
人により様々な場面で
感謝や敬意が生まれる事でしょう。

私たちが今、こうして生きている事自体
ご先祖と言う長い道の中であるのですから^^
その存在あってこそ
先祖が同じように得てきた道のりの中で
形を変えた現代があり古からの知恵を
私たちは授かっているのです。

人が人である事は
歴史の中に存在する一部であり
その中の歴史で様々なものが
生まれては消えてきたと思うのです。

ですがただ1つ。いつの時代でも
「愛情と絆」だけは消えずに
現代に受け継がれていると感じます。

だからこそ歴史が残り
歴史が映した様々な過去が見えたり
今によく目にする時代劇などでも
愛情、子と親の形なども厳しいながらも
親を尊敬し「親の陽にありたい」と
過去には親の背中を追い・・・と言う
姿が描かれています。

本来親子とはそういうものなのかも知れませんが
決定的な違いは「豊かさ」にあり
知恵のある今の世界は
戦争で争い人の生き死にだけに学ぶことなく
話し合う事や国同士を守るための協議や協定があり
我が国を愛するがために
守ろうと戦争や争いをした歴史をいまだに
語らなければならない理由も存在すると思います。

日本で言えば
広島や沖縄など毎年8月には戦争が起こした悲劇や
戦争が愛と絆を引き裂いた歴史がある事を
私たち日本人と言うのは忘れてはなりません。

ですが昨今、そのような情報は減り
その大事に生きていた方々も亡くなる年齢になり
それを語り継がれていくのかが
心配される時代もやってきています。

少なからずそのような痛みの上にある日本である事や
愛情と絆が無数に「戦争」と言う痛みの元に
瞬間で消えていった歴史を心に刻まなければなりません。

私たちの豊かさも
今のあなたたちの親のいるありがたさも
喧嘩を出来るありがたささえも
今の豊かさや物資、資源に恵まれているからこそです
そして何よりもご先祖が繋いでくださった命なのです

古きに学んだ良い習慣を残すことも
また大事な事ではないかと思います。

大正、昭和の時代の「隣の家と豊かな交流」があった時代。
「お醤油貸して^^」なんて今ではなかなかありえないであろう
そんな小さな優しさや思いやり気遣いが出来た世の中が
今の時代にわずかでも戻る世の中であれば

愛情と絆は更なる「豊かさと心温かい日本」が
蘇るのではないかと思ったりするのです。

祖母や祖父が語ってくれた方々もいるでしょう。
その大事な「語り」を忘れずに
あなたが持つ我が子やあなたが知る若い世代に
教えてあげるべき歴史であると心から感じます。

愛情と絆はいつの時代も存在します。
形は時代と共に変われど
深い豊かなもので継承を続けて欲しいと
願うばかりです。

殺し殺されるニュースのない世の中を
実現するために大事な過去の教えた事件
戦争から学んで頂きたいものです。

心から願います。 玲子

 

(過去ブログより)