【 マタタビ的あらすじ 】
ちいさな港町へ友ねこに会いに
のほほんと休みの日にやってきた僕
しかし、なんと!
鞆ねこたちの集会所に突如現れた“ それ ”の脅威により、
友ねこたちは不安に慄いている気分いっぱいだった
にゃんとかして!と縋( すが )る友ねこのため、
僕は“ それ ”が現れし不穏渦巻く崖の上へ
そして、ついに!
姿を現した“ それ ”と僕との、最初で最後の戦いの火ぶたが
今まさに切られようとしていたのだった
第三部
最終章
『 “ それ ”との死闘の果てに … そして僕とRamoさんは 』
最終章
『 “ それ ”との死闘の果てに … そして僕とRamoさんは 』
neko 1
僕のこころの薄闇さえ見透すような“ それ ”の視線
僕は斜め掛けしたレザーバッグから魔眼を …
Lの名を冠するレンズを取りだしcameraに換装
“ それ ”の眼光をのみ込んだ魔眼の向こう側を見つめ
そこにいる“ それ ”のすべてを己の内に …
僕は切り撮ってゆくのだった
にわかに曇りはじめた空のした
僕はcameraで“ それ ”と会話する
“ それ ”は
異様な姿をしているけれど
“ それ ”は
得体の知れない雰囲気を醸し出しているけれど
“ それ ”から禍々しさを、僕はすこしも感じることはなかった
これはなんなんじゃろ …
友ねこたちを恐怖に陥れた存在から、
僕は不穏や不信よりもむしろ興味と関心を抱いた
気づけば僕は“ それ ”を理解すべく、
手にしたcameraで幾枚も幾枚も切り撮っていた
その存在の理( ことわり )を解ろうとするように
ちいさな港町を見下ろすように、
穏やかにたたずむ“ それ ”という不思議
なんじゃろ … これ
ん … ?
骨 … ?
Ramo … ?
Ramo … ?
いい写真、撮れました?
背中へ不意に声をかけられ振り向くと …
~ epilogue ~
僕とRamoさんが出会ったのは
燈る町の灯をゆらす海風の切なさに
秋の日のおとずれを知った夏の暮れ
そうして僕らは多くのことを語り合ったんだ
Ramoさんが“ それ ” … 作品に込めた思い
( Ramoさんは素敵な流木をもとめ日本海を目指すんだ )
写真のこと( Ramoさんはきっと素敵な写真を撮るだろう )
師匠のこと( 陶芸家でラビット倶楽部のリーダーなんて素敵だ! )
尾道のこと( えっ?Ramoさんは尾道在住のアーティストさん? )
アートのこと( 来月の個展、遊びにいきますね )
どれくらい話していただろう
気づけばあたりには港町に吹く、
夜気に香る潮風が漂いはじめていました
Ramoさんにモデルをお願いした写真も含め、
たくさんの写真を撮らせてもらったな
Ramoさんにデータを送ろうと思ったけれど …
そう、Ramoさんは携帯さえ持たないアーティスト
Ramoさん、来月の個展に写真持っていきますよ
そう言う僕に、写真を撮られるのが苦手なRamoさんは
嬉しそうな照れくさそうな顔で笑っていました
じゃあ Ramoさん また
僕はRamoさんにさようならと言った
僕はRamoさんのこころを投影した“ それ ”を見た
その上に下りはじめた夜の帳が …
ささやかなシルエットになるのを
僕は見ていた
そうしてRamoさんは
またひとり石段に腰かけ、ちいさな港町を …
「 僕とRamoさんと防波堤で 」
~ f i n
秋の夜長的 OMAKE de ART
Imagine all the people living life in peace 1
Imagine all the people living life in peace 2
Imagine all the people living life in peace 3
Imagine all the people living life in peace 4
Imagine all the people living life in peace 5
Imagine all the people living life in peace 6
「 秋の夜長的 OMAKE de ART 」
~ owari


















