さくら奇譚  | 光と風の中の防波堤で …

 




さくらさくら 

野山も里も

見わたす限り

かすみか雲か

朝日ににおう

さくらさくら …








 


 
 











 
花 … ざか … り …











 










【 枝ぶり( えだぶり ) 】

樹木の枝の伸びている様子。
枝の伸び具合や格好など。





















花曇りの空はほのかに憂鬱、狂い咲きのさくらの下では今 … 1





















花曇りの空はほのかに憂鬱、狂い咲きのさくらの下では今 … 2





















花曇りの空はほのかに憂鬱、狂い咲きのさくらの下では今 … 3





















花曇りの空はモラトリアム、狂い咲きのさくらの下では今 … 1





















花曇りの空はモラトリアム、狂い咲きのさくらの下では今 … 2





















桜花の樹海をゆらり彷徨ふ、狂い咲きのさくらの下では今 … 1





















桜花の樹海のなかでふと足をとめ、見あげる


花曇りの空を閉ざす桜花の天蓋よりはらはらと …
僕の目の前の空( くう )を、薄紅が舞い落ちてくる


聴こえるものなどなにもない


精神的無重力の砂時計に吸いこまれる砂粒のよう


確かなものなどなにもない


ただ


足もとに堆積する落ち葉を踏みしめた、
きゅっとしたやわらかな感触だけが真実


花びらの舞い散るさくらの樹のしたに立つと、
不思議な静けさに包まれ心地いい


なぜだろう



あぁ そうか



それは冬の夜



雪がしんしんと降るときこころが静寂にみたされる



あの心地よさと同じなんだ





















桜花の樹海をゆらり彷徨ふ、狂い咲きのさくらの下では今 … 2





















花が散るのはね


花びらの根元に離層という細胞層が形成され、
それまで付着していた花托から切り離されるから


だから満開になるまでは風が少々吹いても花は散らないけど、
満開を過ぎると風がなくても散るんよ


ソメイヨシノはすべての木が同じ遺伝子を持つクローン


だからいっせいに咲いていっせいに散るんだって




桜吹雪はね …





















さてと …





















こんにちは 栗さん














 

 










お店の前のさくらもいっぱいに咲きこぼれています


きっと今週末は桜吹雪になるのかな










 













今宵このとき



散る運命( さだめ )を知る樹海のさくらたちも



春の夜の泡沫の夢に



その白く透きとおった肌を …
























「 さくら奇譚 」










~ f i n