ダム型式は、中央土質遮水壁型ロックフィルダムです。
中心に水を通しにくい粘土層(コア)を配し、次に粘土層が流失しないために砂利層(フィルター)・その外側に二層の巨石層(ロック)を配する胆沢ダムの、設計堤体積は1350万m3であり国内では2008年10月に完成した徳山ダム(岐阜県)の1370万m3に次ぐ第2位、堤体高さは132m。
国内第11位、堤体長は723mで国内第1位(徳山ダムの1.7倍、黒部ダムの1.5倍)の巨大ダムです。
洪水吐きは、ダム湖の規定水位を越えた分の水は、洪水吐きゲートを通り流下する自然調整方式であり、常用水位が常に維持されています。
また、台風や集中豪雨等による急激な水位上昇の時は、洪水吐きの流入部の右壁(117M)を乗り越えて、水が流下する横自由越流方式を採用しています。(計画最大放流量350㎥/s)
胆沢ダムの建設の目的
1)胆沢川流域及び奥州・一関市間の北上川の洪水調節
2)胆沢川流域農地への既得水利権分の不特定利水、胆沢川流域農地の新規灌漑
3)水沢区・江刺区等下流域への上水道供給
4)胆沢川の水位の安定
5)石淵ダム完成時より水力発電を手掛けている電源開発株式会社による発電です。
焼石連峰の裾に位置する胆沢ダム