新しい病院2(初めの診察) | 明日晴れるかな

明日晴れるかな

I hope it's sunny tomorrow.
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受付を済まし、長期戦のつもりで腰をすえていたら

かなり早い時間すぐに呼ばれました


診察室に入ると、ホームページなどで散々調べたおして

見ていたT理事長がいました

T理事長はイメージと違ってシャキーンとされていました

(どちらかといえば、もうおじいちゃんでしたので)


『動脈瘤ですね。くも膜下出血の手術をされたんですか?』

の質問に私は簡潔に今までの母の経緯を話しました


私もメモ書きをしていたのですが、

弟がパソコンで細かく経緯を書面にしてきていたので

受付でコピーして渡したことを言いました


T理事長は『ああ・・・』と言いながら カルテをめくりました

そこには渡した書面のコピーが挟まれていたのですが

さらっと見ると読むこともなく、カルテを閉じました


その時、心の中で少しカムカムロビンさんの事がよぎりました


もしかして、この医師も同じ?忙しさのあまり、きちんと

目を通すことはしないの?


そうだとしたら私がしっかりしなくちゃ!

言いたいこと、疑問に思ったこと、うっとおしがられても

納得するまで口で言わなくちゃ!

腕が確かなのはわかってる

この先生に診てもらいたいって決めたんだから!


そんな事を1人で思っていました


最後に、どこの病院でしたか?と聞かれたので

『Y病院です』と 答えました

すると『ああ・・・はい・・・わかりました』と

なんとも言えない返事をしました


病院のことは知っている様子でした


『じゃ、今から検査にまわってもらいます

最初に目の検査をしてくださいね

心配ないですからね!』と、母に向かって

力強く言われました


ありがとうございます・・・と部屋を出ようとしている

私達にもう一度、T理事長は

心配ないですよ!と、さらに力強く言いました


母にはすごくその言葉が心強かったようで

安堵の表情を見せて、心配ないって言ってくれたなぁ・・・

と、嬉しそうでした