私は親に何も言わず
置き手紙だけを置いて
姿をくらましたのでした。
家族のために必死に働いて
少しでも良い教育を受けさせてあげたい。
反抗期を迎えた子供の扱いに困惑し、
力尽くでしか
どうする事も出来なかった父。
子供の将来を心配して
悪い虫が付かないように
女の子だから自分を大切にしてほしいと
ただ子供の幸せを願う母。
色々な経験をして
不器用だったけど
両親がどれだけ、
子供のために考えてくれた事だったのか。
22歳で家出をしてから5年が経ち、
27歳になった私は
両親にとって
とてつもなく長いくて辛い日々を
送らせてしまっていたのです。
空白の5年間、
そろそろ、戻るべき世界に帰ろう
と思いながら
なかなか決断出来ずにいました。
