18歳で1人暮らしが始まって最初に買いそろえたのが耐熱のガラスカップにソーサーそして粒胡椒だ。
友人の実家で初めて胡椒を挽いたのが17の夏。4階のリビングにて今でも挽かれる直前のグリップ感、挽かれ始めポトフに舞う黒胡椒、1度たりとも同じグリップがなくたまにスカる新喜劇並みの拍子抜けの感覚が手に残っている。

あの夏以来性欲にも似た欲求は強化され、梱包のプチプチが体験出来るおもちゃ(無限プチプチだっけか?)枝豆を剥けるおもちゃ(無限なにがしなのか?)は好評だと言うのに無限胡椒挽きが出ないことに何年もイライラハラハラさせられ自炊の隙あらば胡椒を足し...

いっその事胡椒の暴走族になろうかそれを言うなら暴椒族なのか?暴挽族なのか?
そういえば小学生の頃に殴り合いはヤバいと思って友人の腕を両手で思いっきり捻った事があったなあの時から運命は決まっていたのか!!口唇期肛門期胡椒期の3Kを跨いで性器期エディプスと辿ったのかぁ!!!!エディプスと聞くとテルマエロマエっぽいね!観に行くけど別項別項!!

胡椒挽くフェティシズムをお持ちの方も少なく無いと思うが、今後胡椒を挽く際にはそれは自慰なんだと、Cureなんだと自覚して挽かれますと素晴らしいかと思います。
蘭丸好きな方はそっちのコショウは信長に与えて下さい。上手く育つと天下統一します。はい。

本題。
調味料が好きだ笑)
おそらく旅好きなのでご当地のポン酢の奥深さにハマってから、調味料には手が抜けない。料理に入れる前に調味料を味見して、名残惜しくもフライパンに回し入れる。
多少減った瓶を見て切なさを齢の重ねた篠原涼子に篠原ともえにも覚えながら新たな出会いの為にデパ地下へ向かうのであります。
そんな切なさを一人で感じるのも非常にウェットで意義ある行為で大げさに言い過ぎれば忘れ去られたイニシエーションにも通ずると信じているのですが、たまには雑多な中で紛らわせたい。
そこで次の一歩を控えた経営者様にはあまたの調味料を世界各地で揃えた調味料Barを作って頂きたいと声に出して訴えるのであります。
客が調味料を指定し料理を誂えるコアな体験。
同じ冷や奴でも毎回違うと、女房に毎晩違うコスプレをさせて舐る様な気分だとか否か。
Barだから凝った料理をする必要も無くギャルでも(偏見では無いデフォルメとして)気軽に働けるよ~ん!つって、出汁を入れたカクテルも作れるよ~ん!つって「くそ不味いけど醤油に罪は無い!!」つって、今夜はあの老舗の女将がトークライブ!「樽の声が聞こえるVol.3」開催!つって

夢だな、これは夢だな。

愛でると言う意味合いにおいては樽の方が好きだ。樽があると追いかけてしまうので人を困らせてしまう程に。

追記
調味料は変換の具合で超魅了となる事に気付く。
正に。