【ビートルズの隠れた主役】後期ビートルズを決定づけたジョージ・ハリスンの偉業と、愛すべき素顔のす
【ビートルズの隠れた主役】後期ビートルズを決定づけたジョージ・ハリスンの偉業と、愛すべき素顔のすべて「後期のビートルズのアルバムには、ジョージ・ハリスンのインドっぽい曲がすべて入っていると言っても過言ではない。彼が音楽に対して果たした貢献は計り知れず、もっともっと評価されるべきアーティストではないか。あの独特なコード進行と楽曲は唯一無二であり、『ビートルズはジョージ・ハリスンになった』と言っても忘れてはならない――」レノン=マッカートニーの陰に隠れがちですが、バンドの音楽性を劇的に進化させ、後期の芸術的な高みへと引き上げたのは間違いなくジョージ・ハリスンでした。今回は、彼が音楽界に残した偉大な功績から、愛用したギター、そして知られざるライフスタイル(酒、タバコ、車・バイクの趣味)まで、その魅力を徹底的に紐解いていきます。1. 後期ビートルズを変えた「インド音楽」という名の魔法ジョージ・ハリスンを語る上で絶対に外せないのが、インド音楽(シタール)との出会いです。1965年のアルバム『ラバー・ソウル』に収録されたジョン・レノンの楽曲「ノルウェーの森(Norwegian Wood)」で、ジョージが何気なく手にしたシタールを弾いた瞬間から、ポップミュージックの歴史は変わりました。西洋のロックンロールにインドの伝統楽器や哲学を持ち込んだのは、当時ロック界ではジョージがパイオニアでした。『リボルバー』(1966年): インド音楽への本格的な傾倒を示した「ラヴ・ユー・トゥ(Love You To)」『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』(1967年): インド哲学を全面に出した「ウィズイン・ユー・ウィズイン・ユー(Within You Without You)」『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』(1968年): 美しいメロディが光る「ジ・インナー・ライト(The Inner Light)」や「サボテン・サミュエル」など後期のサイケデリック・ムーブメントや実験的なサウンドスケープは、ジョージがインドから持ち帰ったエッセンスがなければ絶対に生まれなかったものです。ビートルズの枠を超えて、西洋音楽全体に東洋の風を吹き込んだ彼の功績は、もっともっと称賛されるべきでしょう。2. 唯一無二のコード進行と、過小評価されてきた音楽的才能「ジョンとポールがポップスの天才なら、ジョージは玄人好みの職人」――そんな風に言われることがありますが、後期のジョージの楽曲は、他の誰にも真似できない独特のコード進行とアンニュイな美しさを持っています。彼の代表的な名曲たち「サムシング(Something)」:フランク・シナトラが「Lennon-McCartneyを除いて書かれた最高のラブソング」と絶賛した名曲。滑らかなベースラインと切ないコード進行は唯一無二。「ヒア・カムズ・ザ・サン(Here Comes the Sun)」:変拍子を巧みに取り入れながらも、聴き手を包み込むような温かさを持つ、ビートルズ全カタログ中でもトップクラスの再生回数を誇る楽曲。彼のギタープレイは「無駄な音を一切弾かない、歌うようなスライドギター」が特徴です。ソロになってからの『オール・シングス・マスト・パス』も含め、彼のメロディセンスとコード感は、まさに唯一無二の芸術品です。3. ジョージ・ハリスンのギターへのこだわりとコレクションギタープレイヤーとしてのジョージは、機材選びにおいても非常にマニアックで強いこだわりを持っていました。お気に入りのギターたちリッケンバッカー 360/12(Rickenbacker 360/12):12弦ギターのきらびやかなサウンドを世間に知らしめた、中期のジョージの象徴。フェンダー ストラトキャスター(“ロッキー” / Rocky):サイケデリックなペイントを自身で施した愛機。「アイ・アム・ザ・ウォルラス」などで使用。ギブソン レスポール(“ルーシー” / Lucy):親友エリック・クラプトンから譲り受けたチェリーレッドのレスポール。「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」などで泣きのサウンドを奏でました。グレッチ各種(デュオ・ジェット、テネシアン、カントリー・ジェントルマン):初期から中期にかけてのトレードマーク。ギターコレクションはどれくらい?正確な数は公表されていませんが、ヴィンテージギターからインドの民族楽器(シタール、タブラなど)まで、数え切れないほどの楽器を所有していました。晩年も自宅のスタジオには膨大なコレクションが並び、ギターを愛してやまない人生を送りました。4. 知られざる素顔:酒、タバコ、そして車・バイクの熱狂的な趣味「静かなビートルズ(The Quiet Beatle)」と呼ばれたジョージですが、プライベートや趣味の世界では非常に情熱的で、人間味あふれる側面を持っていました。① タバコと酒癖タバコ: 当時のミュージシャンの例に漏れず、ジョージもかなりのヘビースモーカーでした。これが後の健康問題(喉の癌など)につながってしまいますが、若い頃はクールに煙草を燻らせる姿がトレードマークでした。酒癖: ジョン・レノンのような破天荒な暴れ方や、ポールのような社交的なお酒の飲み方とは少し違い、ジョージはどちらかというと「内省的、あるいは気心の知れた仲間とじっくり飲む」タイプでした。ただ、若かりしビートルズの巡業時代やハンブルク時代には、他のメンバーと一緒に激しい酒盛りやハプニングを数多く経験しています。② 車とバイクへの異常なまでの情熱(F1の大ファン)ジョージ最大の趣味と言っても過言ではないのが、モータースポーツ(車とバイク)です。F1狂騒曲: F1の大ファンであり、多くのドライバー(ジャッキー・スチュワートやデイモン・ヒルなど)と親交がありました。あまりのF1好きが高じて、F1をテーマにした楽曲「Faster」(1979年)までリリースしています。愛車・バイクのコレクション: アストンマーティン、ジャガー、さらには伝説のスーパーカー「マクラーレン F1」のオーナーだったことも有名です。バイクもマン島TTレースなどを愛し、スピードとエンジン音をこよなく愛する熱い男でした。5. まとめ:「ビートルズはジョージ・ハリスンになった」冒頭の言葉に戻りましょう。「ビートルズはジョージ・ハリスンになった」。もしジョージがバンドに加わっていなければ、そして彼がインド音楽を持ち込まず、独自の哲学とギターサウンドで後期のビートルズを引っ張っていなければ、彼らの音楽はあそこまで深みを増すことはなかったでしょう。ポップスターとしての枠を飛び越え、音楽の地平を広げた求道者――それこそがジョージ・ハリスンというアーティストの真の姿です。次にビートルズを聴くときは、ぜひジョージの紡ぐギターの音色や、インドの風を感じさせるシタールの響きに耳を傾けてみてください。きっと、これまでとは全く違った景色が見えてくるはずです。【メーカー特典あり】ラバー・ソウル (スペシャル・エディション)(2CDデラックス)(限定盤)(SHM-CD)(特典:『ラバー・ソウル』ジャケット写真絵柄ポスター付)Amazon(アマゾン)ラバー・ソウル (スペシャル・エディション)(2LPデラックス)(完全生産限定盤)[Analog]Amazon(アマゾン)ラバー・ソウル (スペシャル・エディション)(1LP)(完全生産限定盤)[Analog]Amazon(アマゾン)ラバー・ソウル (スペシャル・エディション)(1CD)(通常盤)(SHM-CD)Amazon(アマゾン)