頭皮常在菌の役割 | 上野発毛センターは98.7%の発毛実績がある20代、30代男性のための発毛サロンです!
頭皮常在菌と上手に付き合おう!
こんにちは、吉岡です。
今日は産まれた時からお付き合いのある「菌」のお話しをします。
私たちは、お母さんのお腹の中にいる間は無菌状態でした。しかし、生まれるとき、お母さんの産道を通る過程から生み落とされた瞬間にお母さんや初めて触れる外の菌が身体に住み着きます。
そうやって、生まれた瞬間から菌と共存して上手に付き合っています。
では、皮膚(頭皮)常在菌はどんな役割があるのでしょう⁉︎
頭皮は身体の皮膚と違って、髪に覆われているので皮膚常在菌がかなり多く存在しています。
頭皮常在菌は、健康な頭皮を保つために必要です。
皮膚常在菌が分泌するリパーゼという酵素は脂肪酸を作り、頭皮を保湿して正常な弱酸性を保ってくれます。
頭皮の皮膚常在菌は、表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌、アクネ桿菌(かんきん)、マラセチア菌、などが良く知られていますが、200種類以上の菌があるといわれています。
こういった皮膚常在菌は1センチ平方メートルあたりに、10万個以上も存在していて、それぞれがバリア機能を持っています。
頭皮の皮膚常在菌はバランスが大切で、頭皮の皮膚常在菌の数のバランスが崩れると、頭皮湿疹や頭皮ニキビなど、頭皮環境が悪くなります。
例えば、シャンプーをしないでその日の汚れや外から細菌、整髪料などをシャンプーせずに寝てしまったり、或いはその逆でシャンプーをし過ぎたり…
ストレスや睡眠不足、過労、或いは抗生物質の服用などでも皮膚常在菌のバランスは乱れてしまうことがあります。
カビの一種のマラセチア菌が増殖しすぎると頭皮の脂漏性皮膚炎になりやすいです。
また、頭皮の皮脂腺に存在するアクネ桿菌が増殖すると頭皮ニキビができやすくなります。
頭皮皮膚常在菌の働きは、新陳代謝によって剥がれた古い角質や皮脂を食べてくれます。それだけでなく、外界からの病原体の侵入を防ぎ、適切に免疫細胞を働かせて活性化する役割もあります。
頭皮を保護する役割がある皮膚常在菌ですが、バランスが崩れると感染症を引き起こす原因になります。
頭皮の皮膚常在菌が少なくなってしまうと、頭皮の汚れが分解されにくくなり、臭いが発生したり、余分な皮脂が頭皮に回り、頭皮が痒くなったり髪がべたついたりします。
逆に、頭皮の皮膚常在菌が多くなりすぎると、死骸やフンが増えて汚れた頭皮環境になり、フケや乾燥による痒みが現れます。
頭皮常在菌のバランスが崩れてしまうと、外からの菌への抵抗力が弱まり、刺激を受けて大量の脂肪酸を排出します。
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