今晩は、七夕ですね。
ドイツに住んでいると七夕なんてすっかり忘れてたーって人も多いのではないでしょうか。
まぁ枕ネタはさておき
職業斡旋会社に履歴書を登録してからすぐに興味のある分野のお仕事を紹介していただいたので
先週面接に行ってきました。
電車で6時間の道のり。。。長っあせる 
久しぶりの都会にワクワクしながら8年ぶりの就職面接。
普段日本語で話す機会が少ないのでちゃんとしゃべれるか不安だったけれど1時間の面接を
していただき有益な情報もいただけたのでいいスタートだったと思う。

面接を終えたその日先週履歴書を送った会社から連絡があったのだけれども(2件送って2件とも返事をもらえたアップ)タイミングが悪く出れず、翌日折り返しの電話をしたら会議中とかで折り返すと言われたのに
これまたタイミング悪く出れない状態。というか行き先は山奥過ぎて電波届かず。
午後いっぱい彼の祖母のお葬式だったので電波が入ったとしても到底電話に出られるはずもなかったのでしょーがない。

人生で始めて経験するカトリックのお葬式。
村中の人間が集まり荘厳な式が教会でとりおこなわれ親族一同として墓場まで列をなして移動。
200人中唯一の外国人でキリスト教徒でない私だったが故人を思う心は同じ。
花輪には私の名前も孫の欄に記載されており(日本と違うと思ったのは、名前の順番。
直系の家族が先に名を連ねるかと思いきや彼の妹を飛び越して私の名前が上位に記されていたこと)ドイツだと夫婦やペアが一式だという扱いなので長男の嫁は長男の次に来るんです。
名前の順列などいちいち気にしないのかもしれませんが、私は「あー、ドイツ人と結婚したんだ」と実感したのでした。
その他の違いと言えば

棺を運ぶのが親族の男性ではなく、教会や地元の関係者だったこと。
遺体を焼かずに重い棺がそのまま穴の底へ下ろされていくこと。
「あー、焼かないんだ。」と一人思ってしまった。

おばあちゃん一人の名前が記されたお墓で家族と一緒にお墓に入らないこと。
おじいちゃんのお墓は隣かと思いきや、離れた場所だったこと。
「さみしくないのかな」と一人思う。

お葬式が終わった後は親しい友人と家族はコーヒーとケーキでお茶すること。
「日本だと故人を偲んで盛大に宴会でアルコール無しなんて考えられないなー」(うちの田舎だけかもしれませんが)

故人を送り出す為にみんなで歌を歌う(村人殆どクリスチャンだけど、エバンゲリッシュや無宗教の人は何も出来ずに立ったり座ったりセレモニーの流れに従うのみ。

家に戻っても塩を撒かない。
唯一の仏教徒であり神道徒である私なので塩をくれとも言えず。。。
多分誰にも理解をしてもらえないだろうし、不審に思われるだけなので黙ってました。

初7日や49日的な決まりがないこと。

その他もろもろ宗教が違えば儀式が違うこと。

久しぶりにカルチャーギャップを味わいました。

おばあちゃんが天国へ召される数日前に言ったそうです。

「私は旦那が亡くなった日に死ぬつもり」だと。

叔母さんや彼のお母さんは何をそんなこと言ってるのと思ったそうなのですが

彼のおじいちゃんの命日におばあちゃんは宣言したとおり天国へ召されました。

おじいちゃんがおばあちゃんの願いを聞き届けてお迎えに来てくれたのだと思った。

お墓の場所にも色々細かいルールがあるらしく隣には出来なかったけれど見晴らしが

いい場所だからいいじゃないとみんなは言っていたけど私は(やっぱり理解されないだろうけど)

どうにかして隣に寝かせてあげられなかったのかなと一人悶々としてしまった。

私は一人でドイツのどこかに埋まるくらいなら、ちゃんと焼かれて日本の山にでも埋めて欲しい。

当たり前のように思っていたことがところ変われば全然違うとっても大事なこと。

相方といづれそういう話もしないといけないな。