経済学の授業でよく日本は例に出されるんだけれど福島の原発事故を境に技術大国日本というより原発事故の日本で取り上げられることが多くなった気がする。
チェルノブイリ事故を直接知っているウクライナ、白ロシア周辺の移民がたくさんいるドイツでは
実際事故を経験した人間と遭遇することも多々ある。
東欧の彼らの反応はドイツ人のものとは又違う。
今日は友人のご両親がドイツに旅行に来るので是非一緒にお茶したいとのことで1時間言葉がわからないけれどご一緒した。
戦争時ボスニアヘルツェゴビナで軍隊に行っていた頃クロアチアに行ったよ。
と彼女のお父様から彼女の通訳で話を聞いた。
7月からクロアチアもEUに加盟することが決まっているけれどボスニアは加盟できる日はまだ遠いだろうと誰もが思っている。生活水準も社会生活も格差があると断言する友人。
ぬるま湯国日本からやってきた私たちには想像できない現実を彼ら彼女らは経験してきたのだ。
故郷には戻りたくない。ドイツが終の住処だと100%言い切れる彼らの気持ちを私たち日本人に理解できる日は一生こないのかもしれない。
確かに彼女のご両親は実際の年齢よりも15歳ぐらい高齢に見えた。
不健康な生活を送っているからと彼女は説明してくれたけれど排気ガス問題、社会補償問題、
土壌汚染問題、貧困問題など理由は数え切れないほどあるらしい。
ドイツ語を頑張って勉強してB1試験に受かって、ドイツ国籍を取得したいと切に願うクラスメイトを何人も見てきた。
彼らは生きていくのに必死だからだ。
ドイツ人と結婚したならもちろんドイツパスは取得するよね?という問いに対して
「そんなもんいらん!むしろ欲しくない。私は日本人や」と答える人間は少数派だったに違いない。
日本人の亡命と聞くと鼻で笑われるのも当然だ。
国民皆保険(TTPが締結されれば消滅してしまうであろう)があって、食べ物に不自由せず
人権侵害がわりと少なく、徴兵義務のない技術&経済大国日本よりいい場所なんて数えるほどしかないだろう。
講義では原発の初期導入費用、減価償却と利益、税金の処理から株主の利益までを紹介。
まぁこういうことで企業はボロ儲けなんだわとドイツ人教授らしくバッサリ切ってくれたのでした。お見事。
