と、言ってから、
「日本国憲法は、交戦権を認めず、戦争を永久に放棄していたのにだ!」
と、吐き捨てるように言った。
今田が頷きながら、スナック菓子を摘まもうとして、もうなにも無いことに気づいた時、ヘリコプターの回転翼の音が聞こえてきて、突如前方に戦闘ヘリが姿を現した。
エジプトの軍旗を掲げるアパッチである。
「うぉあ!?」
目を見開く二人。
蜂の巣のような銃口から直径30㎜のロケット弾が一斉に発射され、今田耕司たちの乗るトラックのタイヤを直撃した。
破裂し、一瞬で炎に包まれるタイヤ。
今田は、横転を警戒して急ブレーキを踏んだ。
アパッチは、そのまま上昇すると、対戦車ミサイルを発射。緑の大型トラックの屋根が、爆発、炎上しながら道路に崩れ落ちていく。
アパッチは、上空で一度旋回すると、いずこかへ飛び去った。
この情報をキャッチした日本政府は、外務省を通じてエジプト側に厳重抗議。
エジプト政府は多少慌てたが、以下のように回答。またその内容をネット上にも掲載した。
『一連の行動は、エジプトの国旗に似せた軍旗を掲げる国際テロ組織、ザメハの残党がやったことで、当局は一切関与していない。