本日の読書感想文



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​陰と陽

石井東吾


あらすじ 

Youtube「ワンインチチャンネル」の石井東吾氏の、幼少の頃のブルース・リーとの出会い、その後しばらく経ってからブルース・リーとの再会と、ジークンドーとの出会い、今に至るまでのいろいろな人との出会いを経て今に至るまでの様々なことが綴られています。


グッときたポイント 

ジークンドーや武術のマル秘テクニック的な情報を得たくて読む人にはちょっと期待外れかもしれませんが、特に武術を極めたいとは思っていないけど「ワンインチチャンネル」を楽しく観ている私にとってはとても心に残る本でした。


幼少の頃から野球を続けてそれなりに努力を続けていたものの才能が開花せず、父親に「お前は大器晩成型だ」と言われて、今は自分が好きで続けていたことで本当に大成したというところもすごいところですが、私が一番すごいと思ったのは、平日フルタイムの会社員を続けながら、かなり最近までジークンドーと両立していたところです。


しかも単なる両立ではなく、石井氏のジークンドーへの取り組みについてはそれこそ少年誌の主人公のような熱中っぷりで、それでいて会社員と両立し、仕事も手を抜かずしっかりやっていたところが本当に素晴らしいと思います。


一番心に残ったところの抜粋です。


僕は人よりも不器用だったし、時間がかかったかもしれないが、たとえ時間がかかったとしてもそれは関係ない。

そんなことで諦めてはいけないし、諦める理由にはならない。

なぜなら、繰り返し練習することは誰でもできるのだから。



こんな人におすすめ 

何かやりたいことがあるけど正社員で働いていて何らかの理由で辞めきれず、でもやりたいことが諦められない人に、とても心の支えになる1冊ではないかと思います。