中島みゆきの曲「歌姫」に、こんな歌詞があります。
「男はいつも嘘がうまいね・・・女はいつも嘘が好きだね 昨日よりも明日よりも嘘が好きだね・・・」
確かに・・・と笑ってしまいました。
しかし、やはり、嘘はオオカミ少年を作り出してしまいます。
本当の時に、「まただ」、と信じてもらえない本人の不幸があり、つかれた方も信じなかったことを悔やんでしまうという不幸があるかもしれません。
双方にリスクをもたらすのが嘘なのですね。
相手を思いやっての嘘、というものもあるでしょう。
母は私が10代の頃にガンで亡くなりました。
その頃は告知をしないのが常でした。
母も、ガンではないかとの不安に駆られながら、胃潰瘍と言われ続けて亡くなったのです。
どんなに必要と思われる嘘でも、不安を招くことは避けられないかもしれませんね。
幼い子供たちを残して死んでいった母は、本当のことを知りたかったのではないかしら、と今思うのです。
当時の告知しないという常識から、聞いても真実は告げられないだろうと思っていたかもしれません。
しかし、言い残すこと、教え残すことがあったのではないかと思うと切なくなります。
家族は隠し通すことに終始し、それも別の意味での不安を招いていたことでしょう。
いずれにしても、嘘は、平和や幸せとは離れたもののように感じました。