日曜日夜に、音楽チャンプという番組があります。
歌手志望の若い方々が歌唱力を競います。
審査員やゲストの方々が、彼らの歌に嬉しさの笑顔を輝かせ、時には涙を流します。
これだけの影響を与える歌い方とは・・・と思わず画面にくぎ付けになります。
四人の審査員が様々な評を語ります。
それを聞いていると、歌うとはこういうことだったのか、と開眼させられるのです。
更に、今放送中の越路吹雪のドラマ。
実際の舞台を見たことはないのですが、こんなに人を夢中にさせる歌い方とは? と興味がわきました。
今は便利にYouTubeで当時の映像を見る事が出来ます。
あれだけ有名な歌い手でしたのに、歌を聴くのも映像を見るのも初めてでした。
参った!
が最初の印象です。
こんな歌い手がいたのだ。
訳詞、アレンジの素晴らしさも手伝ってか、越路さんならではの歌になっておりました。
明るい歌は、陽気ではちきれんばかりの明るい世界を、寂しい歌はすべてがグレーに見える世界を作る彼女の歌のうまさに唖然です。
彼女は歌でどんな世界も作り上げてしまう。
舞台で観たならきっと病みつきになったことでしょう。
日生劇場の1か月間のステージが、2日で完売という伝説も理解できる気がいたしました。
歌は好きでいつも口ずさみ、機会があればいつでも歌いたいと自負しておりました。
しかし歌うとは、音程が取れ気持ちが入っている、だけのことではなさそうです。
映像で観るだけの彼女の歌でさえ、その都度その都度完成、いえ、完了しているのです。
メロディーと共に歌詞が、その世界が、聴く者の心に届けられます。
歌う事の奥深さを思い知らされた、二つの出来事でした。