気がつけば、子どもたちに関わる仕事を始めて、もう10年ほどになります。
最初は学童保育で2年間。
その後、放課後等デイサービスの仕事に携わり、今も子どもたちと過ごす毎日です。
振り返ってみると、本当にいろいろな子どもたちと出会ってきました。
笑ったり、泣いたり、怒ったり。
なかなか自分の気持ちを言葉にできなかった子。
昨日までできなかったことが、ある日突然できるようになって、とびっきりの笑顔を見せてくれた子。
もちろん、うまくいったことばかりではありません。
私自身、たくさん失敗してきました。
「あのとき、違う声のかけ方ができたんじゃないか」
家に帰ってから、そんなことを考えた日もあります。
それでも、この仕事を続けてきました。
なぜだろう?
改めて考えてみると、答えは意外とシンプルです。
子どもと接することが、好きなんです。
そして……
たぶん、子どもとの接し方がうまいんだと思います。
いや、
うまいんです。たぶん(笑)。
でも、10年近く子どもたちと関わってきて、ひとつだけ確信していることがあります。
それは、
子どもに教えているつもりで、実は教わっているのは私のほうだ。
ということです。
子どもの何気ない一言に、ハッとする。
「なんで、そんなことに気づくんだ?」
と驚かされる。
自分の接し方を反省させられることもある。
そして時には、大人になるにつれて忘れてしまった大切なことを、子どもたちが思い出させてくれます。
だから、この仕事は面白い。
10年近くやっていても、毎日が勉強です。
「先生」と呼ばれることもありますが、
もしかすると本当の先生は、目の前にいる子どもたちなのかもしれません。
だから、もう一度ここで書いてみようと思いました。
立派な「支援論」を書くつもりはありません。
日々の出来事。
子どもたちの言葉。
うまくいったこと。
うまくいかなかったこと。
そして、
「今日、この子からこんなことを教わった」
そんな小さな気づきを、少しずつつぶやいていこうと思います。
誰か一人でも、
「わかる、わかる」
「うちでも、こんなことあるよ」
と思ってくれたら、それで十分です。
さて――。
そもそも私は、なぜこんなに長く子どもたちと関わる仕事をしているのでしょう。
その原点をたどっていくと、学童保育でも、放課後等デイサービスでもありません。
もっとずっと前。
スイミングクラブで働いていた時代にたどり着きます。
水泳を教えていたはずの私が、そこで初めて気づいたこと。
それは、
「子どもって、おもしろいな」
ということでした。
次回は、そこから書いてみようと思います。
「子どもとの仕事の原点は、スイミングクラブだった。」
つづく。