数年後。
高校から卒業したやなは、大学生となり、研究を始めた。
カフェGLOWWORMは少しずつ有名になって、ネットでも話題になった。
皇家は赤蝶が当主として、きちんと導いてる。
綿、義孝、そして徹三人の仕事は続いているが、相変わらず綿の推理に頼ってる。
そして京都のマフィアは、藤井がボスになると宣言した同時に、アイドルひなちゃんのユーロピアツアは完璧に成功した。
天羽家の兄弟二人なら、それぞれの恋戦場で戦っていた。
一人は大学で勉強してる、もう一人はデザートとコーヒーについて訓練してる。
相手は、言うまでもないだろう?

ある日、赤蝶やホタルと出かけて、家に帰って寝たやなは、翌朝である手紙をもらった。
その手紙は点字を使った、やなに読ませるために。
「結婚式の招待状だね。花婿は……」
やなの表情は少し変わった。
「……朝田綿だね。」

花婿が朝田綿、花嫁が名瀨ホタルの結婚式招待状は、やなの手元に届いた。
びっくりしたが、やなはあっさりと受け入れた。
「ホタル、ひどいな。結婚するなら私に言わないと?相手は綿ってのはちょっとびっくりしたけど、別に騙さなくてもいいんでしょ?」
視力を失った以来、やなは珍しくいっぱい話した。
ホタルは笑って謝り、全部綿の考えだと言った。
しかし、天羽祐也は何も言わず、普通のように感じることに、やなは少し戸惑う。

数日後、ホタルはやなに、ブライズメイドになってもらいと願った。
やなは嬉しく引き受けて、ホタルとウェディングドレスを買いに行った。
しかし、やなは、どこかが変だと感じてる。
何もかも微妙なままで、結婚式の日が来た。