「慣れない京都ね…具体的な場所は?」
がっかりするが...いいえ、綿にとって、元気が湧き出すハプニングかもしれない。
「金閣寺。」
「金、金閣寺!」
義孝が疑うのも仕方ない。
その金閣寺は、世界中有名な名所だから。
「で、君の手を借りたいということは、何か大変なことでも?」
「それな……手品も動機も、犯人も知ったし、逮捕もしたんだけど…。」
「証拠がない。」
やなと綿は同時に言い出す。
「それだけではなく、今回の犯人は切り裂きジャックの模倣犯。」
血が出るところを見るかもしれないと、ホタルは少し心配している。
「でもまぁ、証拠を探すだけで、そんなに心配しなくてもいいですよね?」
明は小さな期待を持って聞いた。
しかし、彼は甘すぎた。
「いや、命を落とさないように注意しないと。
「その切り裂きジャックさんは、一人のマフィアのボスを殺した。」

犯人の名前は近藤武、仕事はない。
死亡者は五人いる、それぞれは看護師、学生、弁護士、教授、性労働者。
その弁護士が、そこのマフィアのボス。
死亡者全員は死亡の前日で監禁され、そして朝で殺され、見つかれる。
凶器は小さなナイフで、死亡者全員の胸が切り裂かれて、切り裂きジャックのように。

近藤武を疑う理由は、この五人と同時に曖昧な関係を持っている。
そしてここ最近、なぜだか全員彼と別れようとして、断られた。
彼女たちを引き止めたいなら、動機として十分。
しかし証拠がない。

「上は俺が遊びに来たのが知ってるから、協力しろって。」
徹は綿に、本当に期待されてる人を指差した。
「真田さんもすごいから、ぜひ協力してくれ。」
「少し待ってください、義孝だってできますよ。」
光は立ち上がり、少し不機嫌な感じがした。
「勝負しましょうか、どっちが先に証拠を見つけるかを。」
光の提案に、全員は乗った。

「審判は俺だ。」
徹はそれぞれのチームを見て、少し微笑んだ。
「真田さんチームには、名瀨ホタルさん、ひなちゃん、青山結衣、青山露彌。
「くそ野郎チームには、忍野明、白石撫子、彰子。
「義孝チームには安倍光、安倍遙、安倍サダ。」
それぞれ証拠を探す方法を考えながら、バスは京都にたどり着いた。