こんばんは。どアウェーなBC Placeで応援してきた大森です。
ここはアメリカか!?ってくらいの勢いでそこらここらにアメリカの観衆が
いました。スタジアムの熱気もすごかった・・・。
ニッポンコールをしようものならすぐさまUSAコールにかき消されました。
一つ一つの歓声が凄まじく大きくて、とにかく数で圧倒されました。
なでしこジャパン、大健闘したと思います。
ピッチでのあきらめない姿勢が今回も見ることができて、
本当にインスパイアされました。
応援している間、ひしひしと色んなものが伝わって、得ることができて、
選手たちの頑張りも、アメリカ選手のプレイもなんだか冷静にみることが
できたような。
ワンバック選手と澤選手が途中から入った時の生の歓声はすごかった。
Twitterで試合後二人が称え合うところの写真を見ましたが、
この二人の存在を知ることができて、本当に嬉しいです。
帰り際はアメリカファンとすれ違うたびに "Good game!"って声かけられ、
こちらも "See you in France!"と返すのがいつの間にやら定着していました。
実際ピッチの上で最後まで戦った選手たちの悔しさは想像を遥かに超えるものがあるのだと思います。でも、本当に素晴らしい試合でした。
このどアウェーを痛感しながら、私も帰りにいろいろ「アウェー」なことを思い出していました。
Away. Being away from home.
転入した時、途中から何かのグループやチームに入った時、
何かの試合で敵地に入った時、中途採用で入社した時、留学した時・・・
アウェーですよね、まさに。
誰しもが経験する「アウェー」感。
気持ちが定まらないというか、心の置き所を見つけたくてもなんだか
落ち着かないというか。自分が自分で居れないような気にすらなります。
シドニーに行った時、叔母に We don't speak Japanese. You are on your own.
と言われたことがありました。透明人間にでもなったような気分です。
当時、毎日不安でした。どんな扱いを受けるかも予知せず。
でも、アウェーな時って、自分と向き合って強さを知る時でもあるんだな、
と今回の試合の節々で思いました。
留学していた時、ちゃんと自分と向き合っていたか、あんまりにも前なので
いささか思い出せませんが(しかも10代の生意気盛りの時・・・。笑)
でも、今ここにいるということは、何かしらの結果が残せたからかな、
とも思うので、あのアウェーの経験は前向きに捉えています。
少なくとも、自己を知るいい機会を与えられたと思います。
アウェーの状況で学ぶことは、「自分を奮い立たせる」以外にも多く
あると思うのです。例えば、謙虚になること、感謝の気持ちを持つこと、
人といることの温もり、同じ志を持つ者との交わり、ちょっとしたことから得られる安心感、あきらめないでいること等・・・・
今留学してて、周りに圧倒されている日々を送りながら、
これを読んでくれているあなた。
目標に進みながらも、日々居場所がないような気がしているあなた。
Awayという状況と感情に遭遇しているあなた。
決して一人じゃないと思うのです。
目標があってもなくても、自分をあきらめないでいきましょう!
川澄選手が、「どアウェーであればあるほど、奮い立つ」という言葉を
残していたそうです。そのメンタリティーに天晴れです。
やるしかない、やってやる!って心意気、勇ましいです。
アウェーでそれができる。アウェーだからこそできるのかとも。
実際、なでしこイレブンは見事にそれを見せてくれました。
なので、私は今日のこの試合にとてもインスパイアされたのだと思います。
次はフランス(その前にリオか!)。
もっともっと声援を送りたい。もっともっと応援したい。
大好きなチームに勝って欲しい。心からそう思った一日でした。
なでしこジャパン、ありがとう!