何も考えずに笑って楽しめるコメディ映画。ただし下ネタには注意

 

「バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー」は「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」のフィリップ・ラショー監督が監督、主演を務めたコメディアクション映画。マーベルやDCのヒーロー映画のパロディをふんだんに含んでいる。共演はジュリアン・アルッティ、エロディ・フォンタン、アリス・デュフォアらが出演している。

ストーリー:売れない役者のセドリックはある日、オーディションでヒーロー映画「バッドマン」の主演に抜擢された。張り切るセドリックだったが、撮影の後、父が倒れたことを知り、病院に向かう。しかし、その途中で事故を起こし、記憶を失ってしまった。車にあったのはバッドマンのマスク、そして小道具の時計からは3D立体映像でバッドマンの執事が登場するなどしていたため、自分がバッドマンだと思い込んでしまう。

 

面白かったです。

正直に言えば、もうあんまり細かいことは覚えていないです。が、コメディ映画ってある意味そういう細かいことを覚えてなきゃいけない作品ではないので。

とにかく楽しかった記憶しかないですね。ヒーロー映画をいろいろとパロディしていたのが楽しかったですし、ギャグが下品なんだけどとにかく笑えるんですよね。

フィリップ・ラショー作品は「シティハンター」も「ヒャッハー!」シリーズもそうですが、安定して笑えるのがいいんですよね。しっかりコメディに命かけてる感じが伝わってきて。

それでいて、物語もちゃんと作っているのが好きですね。今作もどうでも良さそうな人間模様もちゃんと描いていましたし、妙に考えさせられるところがあったりして、ただ笑えるだけじゃないコメディ映画になっているのが良かったです。

スパイダーマンとかアベンジャーズとかをパロディしているところも多いので、ヒーロー映画を少しは観たことがある人の方が楽しめると思いますが、そもそもギャグのレベルが高いので、「ヒーロー映画あんまり観たことないしな……」って理由で観るのをやめるのはちょっともったいないと思います。

まあでもヒーロー映画を普段からあんまり観ない人はこれ観ないだろうけど。

そんなわけで、何も考えずに楽しめる良作でした。ただ、ギャグはものすごい下品なので、そういうの苦手な方はやめた方がいいかもしれません。

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