もう2月になるというのに、今更ですが、2021年12月に観た映画の個人的なオススメランキングを発表します。12月は15本観ていました。結構観ましたね。2021年は合計で104本。ここのところ帳尻合わせが続いていたので、久しぶりに少し超えて良かったです。
恒例ですが、この個人的なランキングのスタンスについて。ここではものすごく偉そうに色々語りますが、もちろん僕個人の一意見なので、気に入らなければ無視してくださって結構です。創作の苦しみはわかりますし、それを後から色々言うのは簡単なこと。当たり前ですが、制作者より批評家が偉いなんてことはありません。それがわかった上で、でも自分の意見を忌憚なく言わせていただいた方が、読む方には参考になるかと思うので、書いています。まぁ、言いたい放題言っているだけなんですけどね。
では、ブログトップにも書いてますが、僕の好みについて一応おさらい。
・アートよりの作品よりもエンタメ系の方が好き
・好きなジャンルはファンタジーやコメディ、ラブロマンスで、ホラーはほとんど観ない
・邦画よりも洋画、しかもハリウッドのドンパチの方が静かなものよりも好きな傾向
・☆の基準
☆☆☆☆☆(すごい面白かった!おすすめ!)
☆☆☆☆(おすすめできる。もう一度観たい!)
☆☆☆(普通に面白かった。観て損はしない)
☆☆(1000円ならまだ許すかもしれないけど)
☆(クソ映画。観終わって怒りがこみ上げるレベル)
☆0(公開する意味がわからない)
では、お待たせしました!今月のランキングいってみます!
一応一言感想コメント書いてます。
☆☆☆☆☆
1位「ミラベルと魔法だらけの家」
12月のトップはこちらです。面白かったですね。安定して楽しい一作でした。結構街で「何だっけこの曲?」→「ああ、ミラベルだ!」ってなることも多く、頭に残る曲が多かったのも印象的です。色彩も豊かでしたし、悪意があまり存在しなかったのも良かったですね。観ていて気持ちが良い作品でしたし、リーダーとはどうあるべきか、力を持った場合の責任は、というようなテーマも非常に上手く描いていた良作でした。
☆☆☆☆
2位「ラストナイト・イン・ソーホー」
映画の完成度で言えばここなのか?って感じもなくはないですが、とにかく印象に残っているので、2位に。脚本は多分結構な矛盾を抱えているし、ツッコミどころも多いのですが、映像の美しさ、1960年代のロンドンという時代設定の空気感、メインの2人の圧倒的存在感によって、そうした脚本の粗なんか気にならなくなります。主人公が全然助けを求めないせいで窮地になるところだけよくあるホラー映画の感じになってしまったので、☆4つに留めましたが、非常に良かったです。
3位「フラ・フラダンス」
スパ・リゾート「ハワイアンズ」を舞台にした青春アニメ映画です。あまりヒットしなかったですが、個人的には結構刺さった一作でした。タイアップ作品なのに必要以上に美化していないと思いましたし、そこで働いている人たちの気持ちが伝わってきて、ハワイアンズ行きたくなりました。主人公が個性的な同期と共に頑張っていく姿は応援したくなりますし、新生活を始める人が観ると良いかもしれません。
4位「アイス・ロード」
思ったよりもずっと面白かったアクション映画でした。氷の道を行くという設定だけでこんなに緊張感が出るとは思ってもみなかったので、すごいなと思いました。別に物語自体は特筆すべきところはないかもしれませんが、安定して面白いですし、それにこの設定の妙が加わっていたので、非常に楽しめた一作でした。
5位「ベイビーわるきゅーれ」
ロングランしていたアクション映画。女子高生暗殺者(正確に言うと、物語の肝になるところでは卒業している)をメインにした一作で、なんか妙にリアルだったのが良かったです。ファンタジックな設定ですが、その世界を丁寧に描いていたので、リアリティを感じながら観ることができました。勢いで殺してしまった死体の処理とか、そりゃ大変よね、っていうところが描かれていて面白かったです。
6位「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record」
映画用に撮影した嵐のライブをスクリーンで観られるという一作。とても良かったです。
7位「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」
「ヴェノム」をちゃんと観直してから行けば良かったな、と若干の後悔をしつつ、面白かった一作です。ウディ・ハレルソンの存在感がすごかったですし、ヴィランとして非常に魅力的でしたね。設定の細かいところを覚えていなかったので、よくわからないところもありましたが、それでも楽しかった一作です。
☆☆☆
8位「リトル・ガール」
トランスジェンダーを扱ったドキュメンタリー映画。幼いサシャが心に秘めているものがあまりにも大きく、衝撃を受けました。良い作品でした。何となく日本よりも進んでいるのかな、って思っていたフランスでもこんなに状況がきついのか、と思うと、みんなが生きやすい世界というのはまだまだ遠いのだなと思いました。
9位「カラミティ」
映像がとにかく美しく、一緒に旅をしているような気持ちになる素敵な作品でした。個人的には主人公と物語の進め方が合わなくてあまり高い評価にはなりませんでしたが、刺さる人には刺さる作品だと思います。
10位「桜の温度」
徳島のufotable cinemaでのみ上映されている短編映画。田舎の生活、閉塞感が垣間見られて良かったです。物語もほどよい長さに感じました。
11位「悪なき殺人」
そんな偶然あるかよ、ってくらい偶然の連続によって問題が起きていくサスペンス映画でした。時系列がどんどん飛ぶのですが、それがちょっとわかりにくかったのと、もう少し物語が入り組んでいると良かったのかなと思いました。
☆☆
12位「囚人ディリ」
トラックで警官を病院まで送り届けるという作品なのですが、思いの外寄り道とかしちゃうせいで緊張感が欠けてしまったのがもったいなかったです。あと、やっていることが同じようなことの繰り返しになってしまっていたので、長く感じてしまいました。
13位「マトリックス レザレクションズ」
意味わからなかったです。予習せずに行くのは厳しすぎる一作でした。おかげでクライマックスでも何をしたいのかわからず。映画の盛り上がりについていけなかったのが残念でした。
14位「スクールガールズ」
好きな人は好きかもしれませんが、個人的には全く合いませんでした。思春期独特のあれなのかもしれませんが、登場人物が割とみんな周囲に対して攻撃的できつかったです。
15位「雨とあなたの物語」
なんかシチュエーションとか全然ハマらなかった一作でした。もっと面白くなりそうだったのですが、結構眠かったです。
☆
該当作品なし。
☆0
該当作品なし。
年間ランキングは次の記事で発表します。