始まってしまった。

いずれ避けられないだろうと思われていた金融崩壊が、です。

ウイルス対策で世界的な経済活動縮小が不可避。これを受けてアメリカの株式が暴落。

新型ウイルスに関しては、今春で終息するのか猛威を振るうことになるのか、ま
だわかりません。しかし、ウイルスの影響で今期の世界経済成長がマイナスにな
ることは、もう避けられないと見ていいでしょう。経済成長は、企業収益に直結しますので、株価は暴落し、さらに金融崩壊にまでつながる雪崩が始まってしまったと思います。

もともとが、世界経済は、マネーゲームで生まれたバブル状況でした。例えで言うなら、新雪が厚く降り積もっていて、ここで銃声が聞こえただけでも雪崩が起こるという状態です。そこで、大砲がぶっ放されてしまったようなものです。

米国の株も債権も、もともとがバブル状態ですので、我先に投げ売りが始まったら、誰もどうしようもない。米国は、株式本位制みたいな国です。2008年にリーマン・ブラザーズが破綻したとき以上の混乱になるでしょう。

日本も大打撃を受けますが、大手金融機関の軒並み破綻にまでは追い込まれないですむと見ています。日本経済は他の国よりはマシなので、世界中を逃げ惑うドルが円に流れ込んで来ると予想するためです。

世界中が経済混乱に陥るけれど、助け合い精神を持っているところが生き延びるでしょう。それは、イスラーム諸国と、名もなき小さな国々。
日本も生き延びると見ています。

生活する人たちが自分たちだけのお金を作って回し合うシステムが、ほんとうに浮上してくると思います。というより、それを作らなければ生き延びられない。