「チー牛」という言葉が世に出回った頃、意味がわからなくてググってしまいました。

 

吉野家で牛丼にチーズかけて食べてそうなダサい男の人、ということでしたが、吉野家いかないし(吉野家が嫌いというわけではないのですが、他にも美味しい食べ物がたくさんあるので、吉野家まで辿りつくまでにほかの食べ物でお腹いっぱいになってしまいます。)、牛丼にあまり興味が持てないし、牛丼にチーズが良いコンビネーションだと思えないし、「チー牛」という言葉も使う機会にもあまり恵まれない人生を過ごして降りました。

 

そんな中、米国で市民権を得ている食べ物、Philly Cheesesteak(フィラデルフィア発の、厚切り肉がメインの米国では珍しい細切り肉と他玉ねぎなどを炒めてチーズを絡めたものをパンに挟んだ食べもの)を見た時に、

 

節子、これ、米国版チー牛や。。。

 

 

 

と思ってから、時が経った最近、パネラブレッド(米国で展開されている意識高い系カフェチェーン)でフィリーチーズステーキをオーダーした米国民がいたため、俄然闘志を燃やし(アメプラの20USDクレジットを使用したので心理的には救われながらも、なぜこのようなものにお金を払わないといけない?自宅で簡単に作れるのですが???と思ってしまったのでした。)、Philly Cheesestakeを作成してみました。

 

まずレシピを確認し、

 

ほほー、薄切り肉があまり売っていない米国では、塊肉を半冷凍して(!!!)、その後、包丁でスライスして行くのねー、などと思っていたら、

 

米国にあるドイツ系ディスカウントスーパー、ALDIにて、薄切り肉を発見し、Philly Chrrsesteak用に購入してみました。

 

購入する時にしっかり確認していなかったのですが、日本人が想定している薄切り肉と違い、ハモンセラーノのデスカ??みたいなイメージな日本で売っているのよりもさらに薄いお肉でした。このお肉のパックは、大体Philly Cheesesteak 4つ分くらいです。

 

 

まず大好きな玉ねぎをオリーブオイルで炒めて、

 

 

良い色になってきたら、そこに件のハモンセラーノ系牛肉投入。

 

塩胡椒やニンニクなどもお好みで。

 

 

最後にチーズを絡めて、チリなどで味変も。

 

 

同じくALDIで購入したパンをお鍋でちょっとだけ焼いて、トースト風にしたところに、チー上を入れて完成。

 

チーズが底をついたので、日本人が失神してしまいそうなチーズの量を使用する、ザ・米国人男性(しか好きじゃない)の料理、的なものに到達するには、チーズの量が足りないような気もしましたが、まあ、満足。

 

 

ALDIのパンには、もともとホットドッグなどを想定しているのか、切れ込みがいれてあるのですが、そのことに気づかず、切れ込みがあるパンに別方向から切れ込みを入れるという珍事件も起こしてしまいましたが、パンは崩れずにもってくれました。

 

 

日本はもうダメだー、アメリカに移住したいー、アメリカに子供を留学させたいー、

 

と思っているような方々に、是非心に留めておいて頂きたい、

 

米国版チー牛を作れて、まあ、満足。

 

こんなものを日本で作って、エリート夫などに食べさせているのが義理の母親にバレたら、義理の母親から絶縁されそう。

 

そんな(日本の)義両親との絶縁を促しかねない、米国で人気のPhilly Cheesesteakなのでした。

 

また機会あれば作りたいと思います。

ご馳走さまでした。

 

 

おしまい