俺の陰嚢湿疹~キンタマが痒い!の記~ -4ページ目

俺の陰嚢湿疹~キンタマが痒い!の記~

31歳男性。さしたる健康上の問題なし、風俗通いもしてません。そんな俺に突然現れた症状を日記にします。

今日は土曜日。久しぶりに学生時代の仲間と集まる予定が入っていた。昼すぎから麻雀を打ち、終ったあと飲み会というのがいつもの流れだ。

出かける前には当然マタに薬を塗りこむ。キンタマの様子は昨日からあまり変わっていない。赤みもそのまま、皮膚もガサガサのままだ。遊んでいる最中に調子が悪くならないか少し不安ではあるが、たぶん大丈夫だろう。

麻雀をしながら、久しぶりに集まった友人たちに、俺はさっそくキンタマのことを打ち明けた。携帯で撮った写真を見せたところみな大爆笑である。人ごとだからいい気なものだ。

友人の一人Fが、訳知り顔で言う。

「30歳過ぎると、体に変化が出始めるから、こういうことって誰でも起きてくるんだよ。俺も太ももの内側とか、ケツの穴のまわりが痒い時期があったもん」

「え、まじで? で、どうなった?」

「今は治ってるよ。お前、どんなパンツ履いてる?」

「どんなって、別の普通の、ユニクロで買ったトランクスだけど」

「だめだな、それじゃあ。ちゃんと通気性のいい、自然素材のやつ履かないと。俺なんてステテコだぞ」

ステテコ?? あまり通気性がいいようにも思えない。

「ボディソープは? どんなの使ってる?」Fがドヤ顔で続ける。

「適当だよ。ダヴとか、その手のやつ」

「全然だめだなー。ちゃんとオーガニック使わないと。もちろん食事も大事だぞ。お前、自分が年齢的に曲がり角にきてるってことわかってるか?」

そんなことわかっているはずがない。オーガニックなんてどこに売ってるかも知らないし。

その後飲み会に集まった6~7人の男たちに聞いてみたが、キンタマが赤くなるという経験は誰もしたことがないという。身近でそういう話を聞いたこともないということだった。まあ、人に言いふらして回るようなことでもない。

「よくある話」ならずいぶん気が軽くなるところだが、どうもそうではないらしい。大した女遊びもしていない俺が、なぜこんな目に……。俺は自分の不運を呪った。