こんちはー、録音屋ブログのレコーディングQ&A第二弾。

レコーディングとはなぜ難しいイメージがあるのか?
まず答えからいきましょう!
A.「難しい」ではなく「分からない」からです。
分からないもの、経験がないものは何だか難しそうと思うのが人間心理です。これに加えてお金が高そうというイメージもあり、分からない・高そう=難しそうという発想になってしまいます。
DTMや宅録機材の普及で、身近になりつつありますが、未だにレコーディングって近寄りがたいイメージです。
今回はレコーディングに関して特に抱きやすい疑問を3点解説します。
Q2-1.レコーディングではクリックに合わせないといけないから難しい?
A.レコーディングだからと言って必ずしもクリックに合わせる必要はありません。
ドラム以外のパートがテンポキープする必要がある場合、一定のテンポを楽曲のアレンジとして使いたい場合を除いては無理にクリックを使う必要はありません。
バンドの自然なノリがカギとなる楽曲ではクリックなしで普段通り演奏すればいいのです。レコーディング本番でいきなりクリックを使おうとするから失敗しやすいのです。
またクリックが必要な楽曲を録る場合は事前にクリックを鳴らしてバンド練習しましょう。なおクリックはドラマーだけでなく、メンバー全員で聴くようにするのがポイントです。
クリックについては別途詳しくブログで解説します。
Q2-2.レコーディング用にどう音作りしたらいいの?
A.パート毎に注意点が違うので、明確な回答ではありませんが、どんな音を録りたいのか?を具体的に決めておきましょう。
ココがはっきりしないが故にレコーディング本番で音作りに時間がかかるケースがあります。
ライブと一番違う部分は恐らくココです。レコーディングではドラムやアンプの音をマイクやモニターヘッドホン、モニタースピーカーを通じて聴くことになるので、普段聴いている音とはまるで別物です。鮮明で演奏が丸裸になったような聴こえ方です。そのためせっかく気合を入れて音作りしたのに、狙った音にならず、ショックを受ける人もいるでしょう。
音のイメージをレコーディングエンジニアと共有することで、機材の選定やセッティングで理想に近づけることが出来ます。
またレコーダーに音が入るまでがプレーヤーの責任範囲なので、レコーディング中の音作りで柔軟に対応するため、楽器本体、アンプのコントロールは一通り把握しておきましょう。
また後日ブログでパート別でポイントを解説します。
Q2-3.ライブよりレコーディングの方が難しいんじゃないの?
A.精神的な面から解説しますが、難しさの種類が違います。
ライブは自分の外側へ向けて、一度限りの生の演奏を聴かせるのに対し、レコーディングでは自分の内側に向けて、何度か演奏してその時点でのベストを生み出す作業です。
レコーディングは間違えても、録り直しできます。しかしライブは一発勝負です。その場の雰囲気やお客さんもいるので、ある種ノリで何とかなる部分がありますが、レコーディングはそれまで気にしていなかった細かいところまで自分の演奏や、楽曲のアレンジと向き合うことになります。そして演奏は半永久的に残る、コレがレコーディングでのプレッシャーとなっているんじゃないでしょうか?
あとレコーディングは本番までの下準備をしっかりして、全体の流れを把握すれば決して難しいことはありません。ライブが出来るのであれば、レコーディングは知識をつければ絶対にできます!断言します!!
演奏して聴いてもらうことはどちらも同じですが、それぞれ違う難しさがありますね。こう考えるとライブレコーディングが最上級の位置にあると言えるでしょう。
以上となりますが、いかがでしょう?
次回はレコーディングに関わるお金の話に移りたいと思います。
それでは!