人事をやっていて、何か歯がゆいものを感じた経験はないでしょうか。
社会人になってから人事一本の人にはあまりないのかもしれませんが、他職種(特に営業など顧客へ直接アプローチするような職種)から異動で人事になった人は、多いに感じることがあるのではないでしょうか。
私自身も今でこそ人事というお仕事に就いていますが、以前はバリバリの営業でした。
だからかもしれませんが、外部の方とお話すると、「人事っぽくありませんね」とよく言われます。「人事っぽい」ってのが、一体なんなのかわかりませんが、少なくとも人事の世界ではマイノリティーに属するようです(笑)
で、冒頭の台詞に戻りますが、「歯がゆいもの」を感じることは多々あります。
人事を含む管理部署と呼ばれる機能(役割)からそうなってしまうのか、はたまた単なる組織の文化的なところから来るのかわかりませんが、『保守』的な考えを持つ人が多いのは否めません。
もちろん『保守』的な考え方を否定するつもりは毛頭ないですが、しかしながら人事というと受け身の姿勢の人が多く、コトが起ってから行動し、コトを起こした人を攻めたりするところをよく見たり聞いたりしました。
で、そんなことをして会社がよくなるのでしょうか?
もしかしたら抑止効果はあるかもしれません。
で、会社はよくなるのでしょうか?
私はそうは思いません。
人事も受け身ではなく、先頭切って会社のビジョンに向かって目標を達成し、業績に貢献しなければいけないと思います。ではなく、しなければいけないのです。
先日、韓国企業のサムスンに関する記事を読んでいると、こんな内容のことが書かれていました。
『サムスンは人材育成を最重要戦略の一つとして位置づけており、旗振り役となる「サムスン人力開発院」もグループ会長室の直属組織。予算を含めて大きな力をもっている。』
つまり、サムスンは「ひとづくり」に真剣に取り組んでいる。
昔、日本が取り組んでいたことをサムスンは今やっているのだ。
変化、変革を求められる市場環境の中で、日本企業の人事は受け身ではなく、営業よりも先頭に立ち、自ら積極的に、能動的に思い切った行動を求められており、世界から試されています。
歯がゆい思いをする前に、固定概念を打ち破り、前に進まなければいけませんね。