人は対局の判断を迫られた場合は誤りを犯しやすいが、個々のこととなると、意外に正確な判断を下すものである。だから民衆も、巨視的な視野を要求される事柄の判断力では頼りにできないが、ミクロな事柄ならば、多くの場合正確な判断を下せるのだ。
それで、いかにすればこういう民衆に目を開かせることができるのか、の問題になってくるが、次に述べることを踏襲すれば簡単である。
つまり、大局的な事柄の判断を民衆に求める場合、総論を展開するのではなく、個々の身近な事柄に分解して説得すればよい。
マキャベリ『政略論』より
連日メディアで騒がれているTPPへの参加問題(問題という言葉は適切じゃないと思いますが、あえて使います)。
賛成派と反対派の持論ですったもんだしている国内。
他人事のようですが、正直まだまだ他人事のような気がしています(ごめんなさい)。
これだけ連日騒いでいるのだから、TPPが何なのかはわかります。また、隣国の韓国がFTAをアメリカと結んだことも、TPPとFTAの違いもわかります。
しかし、私個人への直接の影響がどれだけあるのかがまだまだわからなく、実感がないというのも事実なのです。私以外にも、同じような思いの日本国民は少なくともまだまだいると思います。
農業が大打撃を受けるかもしれない。その情報は知ってます。
海外からの安い農産物等が輸入されるから、これからはいろいろなものが安く買える。その情報も聞いたことあります。
ですが、具体的にはどうなの?って聞きたいんです。
今回、冒頭にマキャベリを引用させてもらいましたが、韓国はこのマキャベリが言っていることを国内で地道にやってきたようです。
国民にとってFTAがどう影響するのか。
何が安く買えるようになるのか。
アメリカのドラマが同時に視聴できたりもするとか。
国民目線で、国民の生活への影響を具体的に粘り強く広報していったのです。
日本でもこのように、私たちには大局的な話をするより、ミクロの話を具体的にじっくりと説明していくような姿勢をとるべきだと思います。
既にとっていると考えているのならば、考えが甘いぞ!!