前回、ビジネス環境の変化における現場の取組みについて書きましたが、今回は、現場の中でもミドル層とよばれるトップと現場とをつなぐ橋渡しの役割りを担っている人たちがやるべきことを考えて行きます。



ビジネス環境の変化に対応するには、意思決定のスピードや質、実行力が大切なことは前回書いた通りです。では、その意思決定のスピードや質、実行力を高めるためにミドル層が果たすべき役割りとは、部署の壁を突き破る行動(コミュニケーション)をとるリーダーシップではないでしょうか。

縦だけではなく、横のコミュニケーションを深めることにより、意思決定のスピードや質、実行力を高めることができます。


では、縦と横のコミュニケーションにとるべき時間の配分はどうでしょうか。
縦へのコミュニケーションに費やす時間が偏ると部署内の閉鎖的な保守的リーダーになってしまう恐れがあります。逆に横へのコミュニケーションに費やす時間が偏ると顔が広いだけの実務知識が少ないリーダーになってしまうかもしれません。

私自身も今回のブログを書くまであまり考えたことがなかったことですが、とある調査によると横のコミュニケーションに費やす時間は3~4割程度が目安とされているようです。



次に縦のコミュニケーションにおけるミドル層に求められることは、やはり上に対しては、戦略への理解でしょう。そして、下に対しては、現場の情報(人、場所等の現状)を認識したうえで、戦略を行動レベルに落とし込めることが大切です。



そして最後に横のコミュニケーションですが、ここには常日頃からコミュニケーションを通じて思いや目線を共有しておきます。そのような状態を構築しておくことによって、ここぞというときにも摩擦を恐れずに実行することができるのではないでしょうか。




さて、ミドル層のリーダーシップについて纏めてみると以下の通りです。

  ① 縦と横へのコミュニケーションに費やす時間配分のバランス

  ② 縦へは戦略理解と現場状況の把握

  ③ 横へは常日頃のネットワーク構築





ミドル層というポジション限定で書きましたが、同様のことは若手にも当てはめることができると思います。ミドル層じゃなければダメというものではなく、どの層でも同じことが言え、ただ違うことは、組織から求められる責任の比重(重さ)が違うということだけなのですから^^