エドワーズ・デミング(1900~1993)
エドワーズ・デミングという人をご存知でしょうか?
戦後、1950年に日本科学技術連盟に招かれ、品質管理についての講義をおこなったのが、エドワーズ・デミングなのです。
エドワーズ・デミングは、日本の講義についてこう語りました。
「私は、単に品質についての話をしたのではない。経営者に対し、彼らの責任を説明したのだ。日本の経営者は自分の責任の何たるかを知り、責任について多くのことを学び、行動を起こした」
その後、品質改善と生産性向上に邁進した日本がビジネスを拡大していった結果は言う迄もありません。
しかし、そんなエドワーズ・デミングも地元アメリカでは、当時無名だったようです。
アメリカで評価を得たのは、日本に来た1950年から30年後の1980年に、アメリカのNBCテレビが『日本にできて、なぜ我々にできないのか』という番組を放映した後でした。
その時のデミングのメッセージは、日本に伝えたものとまったく同じだったとのことです。
「品質管理は、経営トップ主導で行え。顧客は王様だ。製造プロセスは製品に勝る重要性を持つ。組織に関わるすべてに人を巻き込め。人を訓練せよ」
1991年、『USニュース・アンド・ワールド・レポート』の世界を変えた9つのできごとでは、使途パウロによるキリスト教布教などに並び、デミングによる戦後日本の奇跡がとりあげられたようです。