フレデリック・ウィンスロー・テイラー(1856~1915)
マネジメントという概念を定着させた人物が、テイラーです。
テイラーの貢献は、科学的な分析力をマネジメントに持ち込んだこと。
つまり、ひとつひとつの作業の手法とそれにかかる時間を測定、調査、分析し、最大の生産効率を上げる方法を現場に導入し、管理していく「科学的管理法」を編み出したのです。
ストップウォッチを片手に時間を測定する姿が目に浮かんできますね。
この手法は、20世紀の大量生産時代には、フィットしていた手法だと思います。
大量生産をするには、ライン作業が中心となり、作業がルーチン化してきます。
ルーチン化した作業は、時間で管理することができるようになるからです。
しかし、ルーチン化は、人のモチベーション、モラールを奪います。
ルーチン作業では、創造性を発揮する余地がなくなり、また、それは望まれてもいません。
そんな中でモチベーションをアップしろ、モラールをアップしろといっても成り立たない。
当時も、「テイラーシステムは、『機械的すぎる』『人間性を無視している』などの批判が多かったようですが、当時の時代背景は彼に有利だったのです。
しかし、勘違いしてほしくないのは、テイラーは従業員を締め付けることを目的として、科学的管理法を編み出した訳ではありません。
テイラーは、こう主張しています。
「昔のような猜疑心に満ちた管理は不要になり、雇用者と従業員の間には本当の友情が生まれる」
効率が上がり、コストが下がり、利益が上がり、給料が増えれば、雇用者も従業員も幸せになれると。
時代は変わり、21世紀。
今の日本で上記のような考えをもった経営者がいたら(いるかもしれませんが)、直ぐにその会社は潰れているかもしれません。
大量生産時代が終わり、消費者ニーズが多様化し、ものが溢れています。
その中で、新しい価値を提供するのにルーチン化は適していないのです。
創造性を最大限に発揮できる環境づくりが企業の成長に影響してくる時代です。
21世紀のマネジメントとは?
真剣に考えていかないといけませんね。