社員を褒める会社って? | 岩本壮一郎の「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」アイリンクインベストメント

社員を褒める会社って?

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「社員を褒める会社にはなりたくない!」と思う。


 社長が社員を褒めて社員を育てる会社と、社長が社員を褒めない会社がある。一般的に、前者は、「善」とされ、後者は「悪」とされる風潮があるが、私の考えは真逆だ。果たして、社員を褒めて社員を育てる会社というのはそんなに「いい会社」なのだろうか。

 そこで、ふと起業したころを思い出した。2006年、当時のチームは4人だった。当時、会社内を漂う雰囲気というのは、全くの0からスタート、誰一人として社長から褒められたいという風潮はなかった(と思う)。むしろ、運命共同体、社員間でのダメ出しを積極的に行い、顧客から褒められたいという風潮が当然の流れ。だから、社員間でのダメ出しが活発化し、その結果顧客からの一定の評価をいただき、いいスタートアップとなった。

 私の考えの根底には、「上司からの評価をもとに生きる会社ってどうなの?」という懐疑心がある。上司から褒められないとモチベーションが上がらない、やる気が出ないというのが肯定されるのであれば、その心は顧客に向かない。当然ながら、社長は顧客からの評価だけを考え、社員においても顧客からの評価が本人の評価に直結することこそが「いい会社」であるはず。その為に、社員間でも常に指摘し合うことが必要だ。

 過去に、社員を褒めて育てることを是としたマネジメント本を手にしたことがあった。試行錯誤し、実践しようとしたが、全く実を結ぶことはなかった。だから、初心を振り返り、社員を褒めて育てようなんて一切考えず、顧客からの評価をもって成長したいと考えている。

 社長の役割とは、社員を支援すること。そして、責任(処務)と権限を与え、ベクトルを示すことだ。起業から11年、社員が社員を指摘し合うことに関して、経験や社歴の違いが弊害となっているなら改善しなければならないと感じている。今、改めて時が経過しても、会社内で褒め合うことなく、忌憚ない指摘をし合い、顧客に褒められることを是とする会社、顧客からの評価を社員に分配する会社でありたいと思う。・・・rankingブログランキング 


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