私は今、とても悔しい思いをしている。
去年夫の借金発覚&失踪未遂事件の1週間後のことだ。
今なら殺れるとばかりに、長年働けないコンプレックスの強すぎる親友が働き始めた。
私がどうあがいても立ち上がれない時に、彼女は立ち上がった。
電話口でケラケラと心底嬉しそうな笑い声。
人の不幸は蜜の味って本当なんだな。
彼女は私が打ちのめされてるのを知って、何故かのびのびと余裕の態度で仕事を始めたのだ。
そしてことあるごとに仕事の話を見せつけるように報告してくる。
女の場合、親友ほど裏切る。
私と張り合わないような態度をしながら、本当はずっと私に勝ちたかったのだろうな。
でも夫の悪口ばかり口汚く言っている彼女のことは羨ましくない。
女といういきものは、大なり小なりジェラシーで生きている。
だからもう、私は今後の人生において友達という概念は捨てる。
その人そのものは捨てないが、人生から友達というものを捨てる。
心底どうでもいい。
だけど代わりにどうでもよくないことを見つけた。
私は私の人生を諦めない。
他人からわかるような、きらびやかな形ではないかもしれない。
私だけが知っていればいい、そんな決意。
覚えてろよ。
でもきっと、次に行動に移す時には、そんな気持ちも消えてるだろう。
だって私の力は誰もが認めている。
認めていないのはただひとり
私だけなのだ。