アフリカ開発会合 ODA倍増の履行求める政治宣言採択
アフリカ開発について討議する国連ハイレベル会合が22日、国連本部で開かれ、2005年の主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)で合意したアフリカ向け政府開発援助(ODA)倍増の履行などを求める政治宣言案を採択して閉幕した。
宣言は「現状では10年までにアフリカ向け援助を倍増させるとの目標に到達しないのではないかと懸念している」とし、先進国などに対しODA額を15年までに国民総所得(GNI)比で0・7%まで引き上げることを求めた。
日本から出席した森喜朗元首相は、5月に横浜で行われた「第4回アフリカ開発会議(TICAD4)」の成果と、7月の北海道洞爺湖サミットでこれを反映させた首脳文書が発出されたことを改めて報告。さらに、アフリカ支援では各国の支援表明が確実に実施されているかが焦点になっているため、誓約が実施されるよう検討・評価するメカニズムがTICAD4で創設されたことも紹介した。
そのうえで、日本は貧困撲滅の数値目標を定めたミレニアム開発目標(MDG)達成のため、「水、衛生、教育、食料の各分野での支援の約束を着実に実行していく」と決意を示した。
また、アフリカ諸国と援助国・国際機関といった開発パートナーの不断の対話が必要と訴えた。
デスコト総会議長は閉幕の演説で宣言採択を歓迎、「緊急の行動が求められている」と支援策の履行を求めた。
今年はMDGの折り返し点にあたり、今総会ではアフリカを中心にした途上国の開発が主要テーマのひとつ。会合には40カ国の首脳らを含む100カ国以上の代表団が出席した。
出典:MSN産経ニュース
国連、アフリカ開発会議を開催
アフリカ開発会議が22日ニューヨークの国連本部で開かれました。国連のパン・ギムン事務総長は世界各国、特に先進国に対して、約束を履行し、アフリカへの援助を増やすよう呼びかけました。
パン・ギムン事務総長は発言の中で、「現在のペースであれば、アフリカで2015年までにミレニアム開発目標を実現する国は一国もない。しかし、もしアフリカ諸国及びその開発パートナーが一致した行動を取れば、実現する可能性がある。アフリカ諸国に対しては毎年およそ720万ドルの援助が必要で、これらの資金は先進国が過去に提供を約束したものだ」と述べました。
中国の楊潔チ外相は席上で、「中国とアフリカの協力は南南協力の重要な構成部分であり、アフリカとの友好協力を強化し、アフリカの平和と発展を支援することは中国政府の方針である。中国はアフリカと諸国と交流を強め、双方の新たな戦略パートナー関係を推進していきたい」と述べました。
出典:中国国際放送
国連事務総長、アフリカ開発会合で支援履行を要請
米ニューヨーク(New York)で22日、国連(UN)のアフリカ開発のためのハイレベル会合が行われ、潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長が先進国が確約したアフリカ向け支援の履行を呼びかけた。
2005年に英スコットランドのグレンイーグルズ(Gleneagles)での主要国(G8)首脳会議で、日、米、独、仏、英、伊、加、露は、2010年を期限とした250億ドル(約2兆7000億円)のアフリカ向け追加支援の実施で合意した。
しかし、その後数回にわたって見直しが行われ、支援額は218億ドル(約2兆6000億円)まで削減。国連やアフリカ連合(AU)によると、支援額はその後も削減された額の25%相当しか上積みされていない。
さらに、米証券大手の破たんを契機に発生した米金融危機で、支援国の多くがアフリカへの追加支援に消極的となりそうな情勢だ。金融危機では、米政府は7000億ドル(約74兆円)規模の救済策を発表している。
同会合に先立ち、潘事務総長は11日に発表された報告書で、現状のままでは、2000年に合意した世界の貧困撲滅を目指す国連のミレニアム開発目標(MDGs)の2015年までの達成は、特にアフリカなどでは難しいと警告している。
出典:AFPBB News
途上国開発は危機に直面=潘事務総長-国連演説開幕、新首相も出席へ
国連加盟192カ国の代表が所信表明する国連総会の一般討論演説が23日午前(日本時間同日夜)、開幕する。潘基文事務総長は冒頭、世界規模の金融、エネルギー、食料危機に触れ、各国が内向きの姿勢を強めかねないと警告。特に途上国開発の遅れに危機感を表明する。
この日はブッシュ米大統領、イランのアハマディネジャド大統領、グルジアのサーカシビリ大統領らが演説。ブッシュ大統領にとっては最後の国連の舞台となる。自民党の麻生太郎総裁は首相指名直後の25日、日本の首相としては3年ぶりに総会の演壇に立つ。全体では120カ国以上の首脳がニューヨークに集まる予定だ。
また同日には、潘事務総長が貧困撲滅の数値目標を定めたミレニアム開発目標(MDG)の達成策を討議する首脳級のハイレベル会合を主宰。22日のアフリカ開発に関するハイレベル会合に続き、開発促進の政治機運を盛り上げる。
演説期間中はこのほか、北朝鮮やイランの核問題、グルジア情勢などをめぐり、首脳・閣僚間の接触が活発化する。25日には、イランに対する4本目の安保理制裁決議の採択に向け、常任理事国とドイツによる6カ国外相会合が行われる。
出典:時事通信
サッカー・2010年W杯南アフリカ大会 公式マスコット「ザクミ」を発表
サッカー・2010年W杯南アフリカ大会の組織委員会が、大会公式マスコットの「ザクミ(Zakumi)」を発表した。
「ザクミ」はヒョウをイメージしたキャラクターで、名前は南アフリカを表す国名コードの「ZA」とアフリカ大陸の複数の現地語で「10」を意味する「kumi」を掛け合わせた造語。
出典:TimeWarp
サッカーW杯、2010年のマスコットは「ヒョウ」
サッカーのワールドカップ(W杯)2010年南アフリカ大会の公式マスコットが22日に発表された。ヒョウをモチーフにした、緑色のアフロヘアを持つ「Zakumi」。南アフリカの歴史と希望を込めた名前だという。
「Zakumi」の最初の「za」は、南アフリカの11の公用語で「南アフリカ」を表す頭文字。後半の「kumi」は、アフリカ各地の言葉で数字の「10」を意味し、大会開催年を表している。
また、「Zakumi」のプロフィールも南アフリカの歴史をふまえて設定。生まれは1994年6月16日で、これは人種隔離政策のアパルトヘイトが廃止された年と、ヨハネスブルグ郊外のソウェト地区で発生した、アフリカ系住民による蜂起事件の月日を表している。
2010年大会はアフリカ大陸初のW杯。スタジアム建設の遅れや治安問題など不安要素は多いが、南アフリカは大会を成功させたいと懸命に事業を行っている。
出典:CNN Japan
W杯、マスコットは「ザクミ」 サッカー南ア大会
2010年に南アフリカで開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)の公式マスコット「ザクミ(Zakumi)」が22日、発表された。
ザクミはヒョウをイメージしてデザインされた。現地の言葉で南アフリカを意味する単語のイニシャル「ZA」と、アフリカ大陸の複数の言語で開催年の「10」を意味する「kumi」を組み合わせた造語。
出典:47NEWS
アフリカ開発会合:「GNI0.7%を途上国支援に」採択
アフリカ開発について討議するハイレベル会合が22日、国連本部で開かれ、15年までに国民総所得(GNI)の0.7%を発展途上国への支援に当てるよう求めた「アフリカ開発のための政治宣言」を採択して閉幕した。
会合には約50カ国の首脳が参加。日本から出席した森喜朗元首相は、演説で5月に横浜市で開いた第4回アフリカ開発会議(TICAD)で、12年までに対アフリカ政府開発援助を倍増することを約束した支援策について説明したあと、「アフリカ支援を効果的にするためには、アフリカ側の真摯な努力も不可欠」と述べた。
出典:毎日新聞
ODA増額で決意表明=アフリカ開発会合閉幕-国連
約140カ国が参加し国連で開かれていたアフリカ開発に関するハイレベル会合は22日、政府開発援助(ODA)額を国民総所得(GNI)比で0.7%に引き上げるよう求めることなどをうたった政治宣言を採択し、閉幕した。
宣言はアフリカ支援・開発に関する取り決めを「確固とした行動に移す」ため、協力を強化すると表明。2015年までの貧困撲滅の数値目標を示したミレニアム開発目標(MDG)の達成はアフリカでは「おぼつかない」と懸念を示した。
出典:時事通信
2010年W杯の大会公式マスコット公開
国際サッカー連盟(Federation Internationale de Football Association、FIFA)は22日、2010年サッカーW杯(2010 World Cup)を開催する南アフリカ最大の都市、ヨハネスブルク(Johannesburg)で大会公式マスコットである緑色の髪の毛をしたヒョウのザクミ(Zakumi)を公開した。
ザクミ(Zaは南アフリカを表し、kumiはさまざまなアフリカの言語で10を意味する)は、約21か月後にアフリカ大陸で初めてW杯を開催する南アフリカ国内でデザインされた。
ザクミに関しFIFAのジェローム・ヴァルケ(Jerome Valcke)事務局長は「ザクミはアフリカの人、地理、精神を表し、2010年サッカーW杯を象徴している。我々は大会までの準備段階をはじめ、コンフェデレーションズカップ(Confederations Cup)やW杯を彼(ザクミ)と共に大いに楽しむことになるだろう」と語っている。
出典:AFPBB News