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メラミン汚染 アジア 広がる禁輸

 中国の乳製品から有害物質メラミンが検出された問題で、日本以外のアジア各地域でも輸入禁止などの対応が相次ぎ、不安が広がっている。いずれも中国との経済関係が緊密な国・地域で、中国の経済の急激な膨張が、メラミン汚染を海外に拡散させている形だ。


 各国の報道などによると、少なくともシンガポール、マレーシア、ブルネイの東南アジア諸国連合(ASEAN)三カ国とバングラデシュ、台湾で、中国製牛乳や乳製品などの輸入禁止措置が取られた。


 シンガポール農食品獣医庁は二十一日、中国から輸入されたキャンディーからメラミンが検出されたと発表。メラミンが確認された中国乳製品は三品目となり、市民に製品を食べないよう訴えている。禁輸は既に十九日から施行している。


 ASEANは二〇一〇年までに中国との自由貿易協定(FTA)発効を目指し、市場統合を推進。中国からの食料品輸入が近年、急増しており、メラミン禍拡大の背景になっている。


 台湾では、インスタントコーヒーなどからメラミンが検出され、自主回収が始まると同時に、乳製品などの禁輸も行われている。


 中国政府と連携して対応を進める世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局(マニラ)によると、中国製粉ミルクはミャンマー、アフリカのブルンジ、ガボン、中東のイエメンにも輸出されたという。尾身茂・同事務局長は「グローバリゼーションで莫大(ばくだい)な製品が取引されており、国際社会は緊密に連携をとって対応しなければならない」と訴えている。


出典:東京新聞

南アフリカ:ムベキ大統領辞意 「二重権力」を解消 与党党首、暫定政権を画策

 ムベキ大統領が辞任を表明した南アフリカで、与党アフリカ民族会議(ANC)のズマ議長(党首)は22日、辞任後の大統領代行にANCのモトランテ副議長が妥当との見方を示した。副議長は、ズマ議長の強力な支持者で、来年の総選挙後にズマ議長が大統領に就任するまでの「暫定政権」を担うとの見方が強まっている。


 憲法上、大統領辞任の場合、ムランボヌクカ副大統領が大統領代行を務める規定になっているが、副大統領は辞任の意向を示している。


 ズマ氏は仏企業から南アへの兵器納入を巡る汚職事件で、05年6月、ムベキ大統領により副大統領から更迭された。この際、議員資格も失っており、現在のままでは大統領になれない。ANCは総選挙の準備が整っておらず、総選挙前倒しの線は薄い。このためモトランテ氏を大統領代行とし、来年の総選挙でズマ氏が議員になり、大統領に選出されるまでの間、ズマ氏の意向が働きやすい形で政権運営を行うよう算段した模様だ。


 ムベキ氏の辞任表明は、昨年12月のANC議長選に勝利したズマ氏が、ムベキ・ズマ両氏の二重権力構造を解消するため動いた結果と言える。


 ズマ氏は左派勢力から絶大な支持を受けるが、過去に汚職やレイプで訴追され無罪になるなど、ダーティーなイメージがつきまとい、新黒人中間層、知識人には嫌悪感が強い。ムベキ大統領派は新党結成も模索しており、94年の全人種選挙によるマンデラ前大統領の就任以降、権力を握ってきた巨大与党ANCには今後、分裂も含めた混乱も予想される。


 今回の辞任表明の背景には同じ42年生まれのムベキ氏とズマ氏との個人的な確執があった。ムベキ氏は副大統領時代から「腐敗の根絶」に力を注いでおり、汚職の疑いもあったズマ氏は「腐敗の当事者」として映った。


 ムベキ氏は新自由主義路線を掲げ、経済成長を最優先させたが、一部の富裕層が豊かになった一方、黒人貧困層との格差が拡大。労組などから「失業を増やす」と激しく批判されてきた。一方でズマ氏は格差解消をうたい、労組や貧困層の支持を拡大してきた。ただ、ズマ氏には具体策は乏しく、バラマキ的な政策を遂行すれば、財政状況が悪化し、ムベキ氏が達成した経済成長を維持できなくなる可能性もある。


出典:毎日新聞

EU:ガスパイプライン計画、脱ロシア依存 グルジア紛争で関係悪化

 ナイジェリアと連携模索
 
 グルジア紛争をきっかけとしたロシアとの関係冷却化を受け、欧州連合(EU)がエネルギー資源輸入の対露依存からの脱却を目指す動きを加速している。EUは最近、アフリカの資源大国・ナイジェリアの天然ガス・パイプライン計画への資金協力を決める一方、カスピ海の原油・ガスを抱える中央アジア諸国との関係強化を急いでいる。


 EUはエネルギー供給源・輸送路を多様化する戦略の柱として、ロシアを通さずに中央アジアなどのガスを欧州に運ぶ「ナブッコ・ガスパイプライン」(3300キロ)計画を推進している。だが、グルジア紛争で中継地にあたるカフカス地域の情勢が不安定化したため、「保険」の意味も込めて重視し始めたガス供給源がナイジェリアだ。


 EUの行政府・欧州委員会のピエバルグス委員(エネルギー担当)、ミシェル委員(開発・人道援助担当)は今月上旬、ナイジェリアを訪問。天然ガスをアルジェリア経由で地中海に運ぶ「トランス・サハラ・ガスパイプライン」(4300キロ)計画への資金調達面での支援を申し出た。完成すれば年間200億立方メートルのガスを欧州市場向けに輸送できる見込みだ。


 ロシアの政府系天然ガス独占企業「ガスプロム」はナイジェリア国営石油会社との間で今月初めにガス田開発での協力覚書に署名した。埋蔵量世界7位のナイジェリアの天然ガスをめぐり、ロシアとEUの争奪戦が表面化した格好だ。


 だが、ナイジェリアでは武装勢力が19日、英・オランダ系国際石油資本ロイヤル・ダッチ・シェルのパイプラインを破壊したと発表するなど、エネルギー関連施設への襲撃が相次いでいる。トランス・サハラ・ガスパイプラインが通過する予定のニジェール、アルジェリアも治安情勢に不安を抱える。このため欧州委員会の高官は10年着工、13年稼働開始を目指すナブッコについて「予定を前倒しする可能性を検討している」と明かす。


 EUは16日、カザフスタンとエネルギー分野での協力強化を決め、EU議長国フランスのジュイエ欧州問題担当相は「カザフが進めるカスピ海ルート(カスピ海横断パイプライン)とナブッコが連結される可能性がある」と期待を表明した。


出典:毎日新聞

先進国とアフリカは協調を=森元首相

 森喜朗元首相は22日、国連で開幕したアフリカ開発に関するハイレベル会合で演説し、開発を成功させるには、先進国と被援助国の協調とアフリカ各国の政治的意志が必要だと訴えた。


 森元首相は日本で行われたアフリカ開発会議(TICAD)での成果を列挙し、「保健、水・衛生、教育、食料などの分野の支援策に関し、約束を着実に実行していく」と表明。さらに「ニーズに合った支援のためには、アフリカと開発パートナーの間の不断の対話が必要であると同時に、アフリカ側の真剣な努力が不可欠」と強調した。


出典:時事通信

アフリカ開発会合開幕=政策遂行の政治意思表明-国連

 約50カ国の首脳が参加してアフリカ開発について討議するハイレベル会合が22日、国連本部で開幕した。政府開発援助(ODA)額を2015年までに国民総所得(GNI)比で0.7%に引き上げるよう求める政治宣言を採択し、同日中に閉幕する。


 潘基文事務総長は冒頭「歴史の流れを変える意思を強固にし、アフリカに希望と発展をもたらそう」と強調。各国は会合で、「構想を行動に」を合言葉に、確約済みの支援・開発政策の履行方法を協議する。日本からは森喜朗元首相が出席した。


 一方、宣言では、15年までの貧困撲滅目標を掲げたミレニアム開発目標(MDG)の達成はアフリカでは「おぼつかない」と指摘し、開発政策遂行の政治的決意を表明する。


出典:時事通信

南アフリカ、ズマ新体制始動へ…国政不安定の恐れも

 南アフリカのターボ・ムベキ大統領(66)は21日、任期を約半年残し、辞任を正式に表明した。


 辞任を要求した与党「アフリカ民族会議(ANC)」は今後、ムベキ氏と激しく対立してきた次期大統領最有力候補のジェイコブ・ズマ党議長(66)の下で新体制確立に動き出す。


 同議長は来年の総選挙後の大統領就任が確実視されているが、指導力は未知数で、今後、国政が不安定化する恐れもある。


 ムベキ氏は21日夜、テレビ演説で「忠実な党員として党幹部会の判断を尊重し、辞任を決断した」と述べた。


 ムベキ氏は1999年に大統領に就任し、経済成長路線を推進したが、黒人貧困層に支持される大衆路線のズマ氏を2005年に汚職疑惑で副大統領職から解任すると、党内の路線対立が顕著化。昨年末の党大会の議長選でムベキ氏は敗れ、ANCはズマ派執行部となった。


 その後、ズマ氏は収賄罪で起訴されたが、裁判所は今月12日、「政治的意図があった」と指摘、起訴を無効と判断した。これを契機に党幹部会は20日、ムベキ氏に辞任を迫った。


 党執行部は、来年の総選挙を前にズマ氏の汚職問題が長引くことを恐れ、ズマ氏訴追に積極的とされるムベキ氏を早期に権力の座から排除しようと判断し、辞任要求に動いたとされる。


出典:読売新聞

国内の貧富格差縮まる 有色人口が白人を上回る 人口増加率は今後頭打ち

 ブラジル地理統計院(IBGE)は一八日、〇七年度全国家庭サンプル調査(Pnad)結果を発表した。貧富の格差は縮まったものの、社会面の指標は伸びが鈍い。経済分野において先進国に近い面もあるが、文盲人口は七〇年には一四一〇万人と多く、ラテンアメリカ及びカリブ地域における一五番目の国。


 ブラジルの総人口は〇七年に一億八九八〇万人。女性が男性よりも多く、全体の五一・二%を占める。国民の住所移転が激しいことは中西部だけを見ても五三・一%が現住所は出身地と異なるという点に表れている。


 今回の調査でブラジルは白人よりも有色人種が多いことが明らかになった。白人四九・四%に対して有色人が四九・七%である。その内訳は褐色四二・三%、黒人七・四%、その他〇・八%である。


 〇六年度調査結果に比べて白人の人口比率は〇・三ポイント下がり、黒人が〇・五ポイント上がった。褐色は前回の四二・六%が四二・三%に下がったが、褐色と黒人合計は〇・二ポイントの増加。


 調査は質問に対する本人の回答の形式で行われた。近年の大学における黒人入学割当制実施の結果が現れた、と見られる。黒人文化再評価にもよろう。


 「いままで褐色、あるいは黒人は自覚していてもそれを回答に出さなかった。大学の入学割当制ができて初めてそれが表面化した。ブラジルでは褐色、黒人を合わせた人口は白人よりも多いと常に考えていた」と語る宗教関係者もいる。


 貧富の格差をはかるGini係数においてブラジルは一九九〇年の〇・五四一が〇七年には〇・五二八に下がった。同係数は〇から出発し最高が一である。高いほど格差が大きいことを意味する(労働所得対象。その他所得は除く)。


 下がったとはいうものの、ブラジルは例えばBRIC諸国よりも高い。中国は〇・四六九、ロシア〇・三九九、インド〇・三六八である。ブラジルは中米のエルサルバドル、アフリカの南アやジンバブエ並み。


 ブラジル人女性の出産率は一人当たり一・九五人に下がった。一九六〇、七〇年代の平均六人に比べて著しい減少である。


 高齢者人口増が目立つ。〇六年から〇七年にかけて四〇歳以上の層は四・二%増えたが、〇から一四歳の層は逆に〇・七%低下した。


 また、一四歳以下の未成年労働者が全国で一二〇万人いることも明らかになった。


出典:サンパウロ新聞

南ア大統領辞任、政敵への圧力は否定

カレマ・モトランセANC副議長が新大統領に


 南アフリカ共和国のムベキ大統領(66)は21日、国民向けテレビ演説を行い、ムベテ同国下院議長に辞表を提出した、と言明、辞任の理由などを説明した。


 ムベキ氏は演説の中で、辞任の理由を、「アフリカ民族会議(ANC)の決定を尊重し、従う」と語り、同氏に対する辞任要求の発端となった「(政敵とされる)ズマANC党首に対する政治的圧力」に関しては、否定した。


 一方、ANCは22日、次期大統領にANC副議長のカレマ・モトランセ氏を指名した。AFP通信が同日、報じた。


 次期大統領の最有力候補は、昨年12月のANC議長選で勝利したズマ党首とされるものの、同氏は現在、下院議員ではないことから、カレマ・モトランセ氏が指名された。ただし任期は、ムベキ氏の残任期間(2009年4月まで)で、来春の総選挙を経て、ズマ氏が大統領に就任することが確実視されている。


出典:世界日報

南ア与党ANC、新大統領に副議長を指名

 南アフリカの与党アフリカ民族会議(African National Congress、ANC)は、辞任を表明したターボ・ムベキ(Thabo Mbeki)大統領の後任に、Kgalema Motlanthe副議長を指名した。


 ANCの議員代表KK Khumalo氏は22日、同党および議員らとの会合の後に会見を開き「Motlanthe大統領は暫定ではない。次期総選挙まで共和国大統領を務める」と述べた。総選挙は7か月以内に実施される。


出典:AFPBB News

グルジア、イラン焦点に 第63国連総会・一般討論

 各国首脳が演説し協議を行う第63回国連総会の一般討論が23日午前(日本時間23日夜)から始まる。アフリカを中心とした途上国開発、食料価格高騰問題が主要テーマとなるほか、米露が激しく対立するグルジア情勢、イラン核問題が論戦の焦点となりそうだ。


 約120カ国の大統領や首相ら首脳クラスが出席する見通しで、初日午前には、最後の総会演説となるブッシュ米大統領やサルコジ仏大統領らが登壇。午後にはイランのアフマディネジャド大統領、グルジアのサーカシビリ大統領らが演説する予定。


 日本の演説は25日午後に予定されており、自民党総裁に選出された麻生太郎氏が登壇する予定で最終調整が進んでいる。実現すれば首相の国連総会出席は3年ぶり。日本は、安全保障理事会常任理事国入りを目指す意思を改めて強調することになりそうだ。 


 22日にはアフリカ開発、25日には世界の貧困人口の半減を目指す「ミレニアム開発目標」達成に向けたハイレベル会合が開かれる。


出典:MSN産経ニュース