タイムカプセルの丘

愛の行き場がなくなってしまう。



暖かくて優しい愛



想いはあれど


その愛は
抱きしめてもらえなくなって

想いは愛雪にかわって
体の中に積もるばかりで…




ふと
どこかの誰かが

愛雪の降り積もった景色をみつけて
キレイだと泣いたら


行き場のなくなった愛は

行くべき場所ではない場所で
溶かされ
溢れてしまうのだろう。



一気に溶かされた愛雪は
二度と降り積もることはなくて

永遠の悲しみに変わるよね。



愛なんて
ほとんどがそうだと思う。




悲しい


でも
その愛は美しい。





降り積もった暖かい愛雪が
誰かの心を暖めたなら


それも一つの形なんだ と

言い聞かせて生きていく
そんな生き方もある。





今は迷子

どんどん降り積もる愛雪




今年は

秋もなく

一気に冬になったね。



だからだろうか


私の愛雪も
降り積もるのが早い。





だけど


この愛雪降り積もる景色を

失いたくはない。






行くべき場所まで


どうか溶けないで




溶かさないで。






私から

やっと生まれた愛を


どうか誰も奪わないで…。








この前
たまたま

友達との他愛ない話から


『タイムカプセルの丘』という曲を聴くことになった。




すごい歌だった。





本当


すごい歌だった。





決めた。

カメラの三脚を買おう。





会いたいなら


会いに行けばイイ。





そこまで行けば

何かしら
光が観えると



私は信じたよ。




もしかしたら

最期の希望なのかもしれないけど





気付いてもらえないなら


悲しみから抜け出せないなら



捨て身の最終手段。





愛が永遠でありますように…。









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