ペタしてね

前回に引き続き、今回も、世界の医療情報に詳しい精神科医師、最上悠著【脳の炎症を防げば、うつは治せる】(長岡書店 1050円)から、引用する。



自殺率を低める、地中海式食事法とは・・・・?



1.ヨーロッパでも、最も自殺率が低い国は、スペイン・イタリアである。


日本人の自殺率が、10万人あたり、25人に対して、それらの国は、8人前後であり、これは、世界的に見ても、低い数字である。


陽気な民族性だからという訳ではない。



2.スペインのナバラ大学で行われた、10000人を対象にして、一定期間、追跡調査をした所、うつを発症した人は、500人=5%であったことがわかった。



3.そこで、うつを発症した人たちの食生活と、発症しない人たちの食生活を調べたら、うつを発症しない人たちは、日頃から、伝統的な地中海式食事の食材を、よく食べていたことがわかった。



4.その伝統的な地中海式食事法とは、魚介類のオリーブ油炒め・具だくさんのパエリア・・・である。


つまり、青味の魚・オリーブ油・野菜・果物・木の実(ナッツ)・・・である。


それらに含まれているのは、オメガ-3・6系の不飽和脂肪酸、そして、ビタミンB群である。



最上・精神科医師によれば、青味の魚、オリーブオイルの脂肪は、「脳の炎症」を抑制する・・・と。



つづく