―食― | 花鳥風月

―食―

食事をしてると、ふと思う…


「ホントに最近は何でも手軽に買えるし、色んなものが出回ってるな~」



「最近の若い奴等は自分で何かを採って自分の腹を満たした事があるのだろうか…」


自分のガキの頃は土地的にコンビニも無く、古びたスーパーが一軒あり、自販機なんてのは片手ほどしかなかった




周りは海と山、いつも、この二つが遊びのフィールド、場所が場所だけに、毎日が生傷だらけで、良く親には叱られてたものです。


遊んでる途中で腹が減れば、海へ潜り食べれる物を探し、山で遊んでる時は木の実を食べながら更に沢山なってる木を探す




自然と共存していると言うか、ほとんど野性児に近いかな。





体力も充分についたし、やはり都会の人間と比べて、感が鋭い。天気予報見なくても何となく判ってしまう




俺達の頃は食べれる物がなっていないか上ばかり見て歩いていたけど、今の子供は下しかみていない




流れる雲をぼーっと見る奴なんて今じゃ余りいないんだろうね…




時代は便利なものになったな…

楽になればなるほど、人は何かを忘れて行くんだろうね…



良くも悪くも、時代の流れっていうのは、人をどっかに導くものなのかな?




とにかく、食べる、寝る、大地に両足を踏ん張らせておく、これだけで充分だ。





後は流されるままに…