2007/7/15(sun)@等々力陸上競技場
| TEAM |
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
OT |
RESULT |
| JAPAN |
0 |
10 |
0 |
7 |
3 |
20 |
| USA |
7 |
0 |
3 |
7 |
6 |
23 |
またもや、テレビ観戦ですが、書かせていただきます。
さっき、河口さんとこと輿さんとこのブログをチェックしたけど、(7/16mon、23:50現在)
決勝に関する、記事のUPはありませんでした。
(試合前のは、あったけど)
しかし、OTに突入する、凄い試合でした。
このワールドカップには、ニブロックありもう一方のブロックから
決勝にアメリカが登場するのは、概ね予想がついたのですが、
問題は、そのメンバーです。
どの辺の選手がエントリーしているのか、全く予想がつかず、
勝手にやきもきしておりました。
(新聞の記事とかでも、よく判らなかった、
ここだけの話しですが、新聞記者のアメフトの記事は
他のスポーツに比べて、専門性が低く、大づかみなので)
今月の雑誌touch downで大体のところは判ったのですが、
今年06の春卒業の学生でNFLのキャンプには参加していても、
登録はされていない選手。
現役の学生でなく、(多分NCAAがうるさいのでしょう)
プロでもない、アマチュアの選手が全米の色んなレベルの大学から
推薦で(これも、よく判らないのですが)選ばれているみたい
まぁ、簡単にいうと、NFLにはいけない、卒業して直ぐの選手です。
米国チームは試合でのラインナップや、見た感じ、もっとサイズ的に大きいかと
思っていましたが、そうでもないので、これは、いけるかなぁ、、と。
平均10キロオーバーぐらいです。
単純にサイズ的には、ドイツやスウェーデンがでかいそうです。
しかし、このサイズ差が後々、、、、、なことに。
1Qの開始早々、日本の攻撃シリーズで
先発QBは高田選手のパスがインターセプトされいきなりピンチに。
このパス、実は、ロングゲインをねらった一発プレーで
コースはアウト&ゴーで、しかも、レシーバーはCBを抜いていました。
ただし、セイフティのよりがQBには見えていなかったのと、
ボールに伸びが無かったことにより、
(風も逆風)
インターセプトになりました。
この後、攻撃権を得た、アメリカは、ランでゴリゴリ進み、
(しかも、多種多彩の)
TDを挙げます。
このランが止まらなかったのも、試合後半への伏線となります。
こりゃ、大変な試合になるかなぁと思っていたのですが、
この後は、落ち着いたというか、ロースコアーの凌ぎあいの
展開になります。
日本の攻撃ですが、ショットガン体型はそのままに
割と、ランのコールが多めだったのが、私も意外でした。
特に、モーションマンのモーションのスピードを利用した
スィープを左右へのストレッチの意味もこめてコールされていたみたいですが、
あんまりゲイン出来ていませんでした。
ショットガンの体型をチョイスした段階で、これは、ランはあくまでも捨てプレーで
(パスラッシュを避けたり緩和させる意味では重要なプレーです)
自分たちより大きなサイズの選手に、スピードとテクニックとタイミングで勝負する
と言う決意表明だと、私はとっていたからです。
しかし、強力な米国のオフェンスチームをフィールドに入れないためにも
ボールコントロールをしたい、弱者である日本が勝つためには、
ロースコアーの展開にしたいとかの思惑より、ランが多くなったのかもしれません。
もしかすると、最初のインターセプトも森コーチのコールに若干影響したかもしれません。
高いスコアリングの体型を採用しながらロースコアーの展開に持ち込みたいと
いう矛盾した目的をもって試合に臨んでいたわけです。
このラン多めのコールが試合展開としては、日本のプランどおりに
攻撃体型の良さ、特徴を生かすという意味では、足枷となっていたように思いました。
2Qの日本のTD、紀平選手へのゴール前でのIフォーメーションからの
(しかし、このゴール前でのボースエンドタイトのIフォーメーションは、
エンドにDEの紀平選手、脇坂選手、FBに山中選手とすべてデフェンスの大型選手を
投入するという物凄い、メンツのフォーメーションです)
プレーアクションパスですが、これも実は、正攻法というよりは、
いきなり裏プレーからコールしたわけで、弱者の日本には、奇襲攻撃しかない
というのが、よく出ていました。
そして、長いFGも金親選手により、成功。
なんと日本リードで前半をおりかえします。
米国の攻撃と日本の守備にも触れないといけないのですが、
スタートQBが本来の選手と違ったからかもしれませんが、
予想された、3ステップのクィック・ヒットのパス中心のオフェンスではありませんでした。
(実際には、一つの攻撃シリーズで3ステップのランを取り入れていたのみ)
こちらも、思っていたより、ランが多め、しかも、ランのタイミングの多才さは
米国のほうが実は、上回っていました。(これは、単純に採用体型の違いですが)
ランに対しては、比較的よく守っていましたが、
日本のデフェンダーが、ランナーに弾き飛ばされたり、引きずられたりとまでは、
いかなくても米国のランナーは前に倒れ、ずりずりゲインされている感じ。
これは、クォーターが進むにしたがい、顕著になっていきます。
ハーフタイム。
ここからも、基本的なゲーム展開は、阿部監督が予想されたとおりの
表面上は凌ぎあい、フィールド内の実際は壮烈な消耗戦でした。
米国は、前半日本のオフェンスに対しそれほど、概ね4人のラッシュ、ゾーン・デフェンスで
ブリッツをあまり入れていなかったのですが、(様子をみていたのかも、しれません)
後半からは、もう勘弁しないよ、とばかりに、
両脇から5人目、6人目がどんどん進入。
そんな中、得点に結びついたシリーズは、両脇からのブリッツを
殆ど省みず(アンチャージドで入ってくるのを)
QBの富沢選手が果敢に連続してパスを成功させ、ゴール前へ
古今のパス・オフェンスの泣き所である、奥行きが無くなった状態で、
どうするのか、大変興味があったのですが、
富沢選手がロールし、その反対に、アクロスするTEの黛選手へ
パスをヒットと本当に考え抜かれた、パスプレーを成功させTDとなります。
準備されたプレーだったと思いますが、あっぱれなコールだし、
施行(エクゼキュート)でした。
しかし、この辺から、ライン戦は、完全に敗北の状態で、
日本のラン・プレーは、殆ど出ず、逆に米国のラン・プレーは、
前半以上に自由に出る状態。
自分が今まで経験したことのない、重い相手の試合での
スタミナの消費という敵が日本の前には、現れたようでした。
4Qにあっさりランを主体に攻撃を組み立て、米国は、TDを挙げ、
同点に。
ここで、残り試合時間は一分半で、この時点でツーポイント
をチョイスしたり、この後、日本の攻撃が、スリー&アウトで
あっさり終わるのですが、3回残っていたタイムアウトを
投入すれば、残り、一分ぐらいで、フィールドの半分ぐらいから、
無理すれば、攻撃権を得られたのですが、
ジリ貧の日本に対して、無理することはなく、もう十二分に勝勢で、
OTで充分、勝機はつかめる、とマコヴィック・コーチさんは、思っていたように見えました。
逆に、時間のない中、無理攻めしてターンオーヴァーから失点を
恐れているようにも見えました。
実は、私も同じように思っていて、4Qに米国が同点になった時点で、
日本の勝利そのものは、かなり難しくなったなぁと実感していました。
この後、ゴール前25ヤードからお互い責めるOTになり、
一回目の攻撃は、お互い、FGを決め、同点に
二回目の攻撃で、日本は、FGを失敗。
米国は、成功させ、試合は米国の勝利となりました。
もう二回目の米国の攻撃では、疲労困憊の日本は、
みえみえのランが全く止まらない
状況で、矢も折れ、、、なんとか、みたいな感じでした。
日本の最後のFGですが、国内の試合でも、それほど、難しい距離でも
ないと思いましたが、米国のDEの選手が触っていたそうですね。
FGの弾道が低かったことを指摘できますが、
前半に50ヤード近いFGを決めたのも、金親選手。
誰も、なんにも言えません。
試合全体を通してみると、
日本がチーム組織当初から、掲げたであろう、スピード・テクニック・タイミング
勿論、コーチング、ゲームプランで、ある程度は対処でき、
4Qまでリードすら出来たのですが、
最後は、サイズ差、体力差、が、モロにゲーム内容に出
力負け、地力の差が全面に出た感じです。
主将の脇坂選手も男泣きの、物凄い悔しい負け方ですが、接戦だったのも、事実。
これからも、日本フットボール界もさらなる向上を願いたいし、
見ていきたいと、思いました。