甲子園ボウル 関西学院大学VS日本大学 | 勝手に応援、関西学生アメリカンフットボール

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 関西地区で大変盛り上がっている学生アメリカンフットボールを、

勝手に記事にします。

偏向、誤り、思い入れ、多々あるかと、思いますが、どうかご容赦を!。

第62回 甲子園ボウル@長居
2007/12/16 sunday
天候 晴れたり、曇ったり


 関西学院大学VS日本大学


 昨今の大学アメフト界では、法政や、立命などが、台頭していますが、
日本のフットボール界での真のライバルティこそのこの両校です。
大学アメフト界の歴史を作ってきた両校といっても過言ではありません。
その両校が春に交流戦こそ長年戦ってきましたが、甲子園ボウルで真剣勝負です。

 私の勝手な予想では、日大の選手のカタログデータだけ見て
若干日大有利かと、思っていましたが、
試合開始とともに、日大エースQBの木村選手#10が出場しないことを知り
関学有利に少し振れました。
パスのオフェンスでQBがキーマンでないはずがなく、
木村選手#10の欠場は大きいと思われましたが、、、、。


 前半。
先ず、関学デフェンスVS日大オフェンスについて。
関学は、前の試合の立命戦でリーグ戦で3-3-5だったのを
立命のパスプロにラッシュをきちっとかける意味も含めて
4-2-5に変化させてきました。これが、実は、あまり上手くいっていなくて
あんまりプレッシャーをかけられていませんでした。
そこからの反省か、それとも日大に対して変化をつけたラッシュをかけたいという
目的なのか、もう一度、3-3-5に変化ラッシュには、3人DLプラス一人LBが
どこかから飛んでくるというシステムでした。DLパートでは、黒澤#98選手がアウト。
(しかし友人の情報では、FGユニットのウィングに入っていたとのことで怪我についてはよくわかりません)
キーの一つDBでは、二試合ほど前から、CBに泊#8、山本#28と揃い
又、この試合より福田選手#20が復帰しほぼベストメンバーです。
日大は、木村選手がいないので、ちょっとラン・オリエンテッドという感じで
ボース・エンド・タイトのショットガンから金選手のランを当初は多めに
コールしていました。
 弱い(オフェンスに比べて)関学のデフェンスを勝手に心配していましたが、
こちらは、概ね成功でした。
ライン戦もほぼ互角で、驚くほどの差はありませんでした。
関学が押さえ込んでいるというよりは、
日大の方の実施の悪さであまり進んでいないという感じです。
インターセプトなんかもその際たるものだと思いました。
 この辺が、前半スローな展開になった要因の一つです。
前半の日大唯一のTDですが、これは、注目選手の一人金選手#21の独走のTD!!。
(確か、スクリーンだったと思いますが、違っていたらすいません)
この試合で金選手VS関学走力自慢選手三番勝負が見られたのですが、
その二番勝負がここで見られました。
一番目は、独走を食い止めるために凄いスピードで正に飛んできた
泊選手#8。これをさらに金選手は加速し振りきります。
次に反対サイドから飛んできたのが、SFの徳井選手#84
ゴール前直前でぎりぎりで追いつくかと思われたのですが、
これまた、金選手が振りきりました。
両選手とも関学で一ニを争う走力を持つ選手。
見ごたえたっぷりでした。この後、もう一番勝負あるのですが、
それは、あとで、、、。

 関学オフェンスVS日大デフェンスですが、
こちらは、日大の強力なフロントというか、DLにより
恐らく、関学のランはあまり出ないだろうけれど、パスは、けっこう通るだろうと
思っていたのですが、
全く逆の展開。パスプロはあまりもたず、パスはあまり決まらず、
逆にランが出る展開。ほんとフットボールは不思議です。
ファーストダウンを更新するために、しかたなくランをコールしていて、
尚且つ、QBのキープランまで使う始末です。
QBのランは、システム上守る人がいなくて(ラッシュに4人も割いているので)
ショットガンの奥の手中の奥の手です。
しかも、ブロッカーの数としては、セットオフェンスのパワープレーより
一人多い計算になり、オフェンス全体で一番ブロッカーの数の多い最大のランプレーです。
これは、ショットガンだけでなくセットのオフェンスでもQBドローは
けっこうゲインするプレーです。
ただし、これを中心にオフェンスを組み立てたり、ここからプレーを展開できるわけでなく
正に伝家の宝刀といってよい、奥の手中の奥の手です。
レシーバーを多く入れ、追い込まれたなぁと思った立命戦以上に
このQBのランをコールする関学、さらに追い込まれていたわけです。
関学のオフェンスを日大のデフェンスが、上回り、こちらもデフェンス有利な展開。
この辺が前半スローな展開になった要因です。


ハーフタイム。


後半
試合が急激に動いたのが、
後半、それも3Qから4Qにかけてのあたりからです。
関学の#6大西選手のFGの後
少し関学に流れが傾いたかなぁと思いきや、
走力では、木村選手#10よりあるといわれる、QB平本選手#12のTD。
こちらもQBのキーププレーで、右へのランと見せかけたその逆の
カウンタープレーでした。
ここから、試合は、大きく動きます。
この後、関学もTDを重ねるのですが、兎に角点数を稼ぐ
日大のオフェンスに追いつく為、しょうがなく、パスをコールしだし
試合がアップテンポになりました。

 ここで、ちょっと脱線ですが、
金選手VS関学走力自慢選手三番勝負のラストが起こりました。
金選手のキック・オフ・リターンTDの最中なのですが、
左にちょっとふったあと右へ大きくカットをふんだ金選手は、セイフティ気味にいた
大西選手をあっさりかわすと、右のライン際を独走になります、
が、ここで一人凄いスピードで追いかけていた関学の選手が居ます。
それは、#87で、柴田選手。
走力をかわれてキックカバーに入っていました。
結果TDになったわけですから、もう勝負は見えているのですが、
これも、凄い走力ある柴田選手を振り切り、TDとなりました。
三番勝負とも、金選手の完勝でした。

 日大のその後のTDプレーですが、秋山選手#23の
縦パス一本。(これも、一試合で一回は、あるパスのオフェンスでの定番です)
又、秋山選手#23のリバースでTD
点は、入っているのですが、どれも一発ゲインの加点で
結局試合の大勢としては、この辺が試合を分けた要因となります。
このあたりから、日大の凄いDLのスタミナがなくなってきたとは、
書きたくないのですが、関学のパスプロが持つようになってきました。
それに補って、パスが通るようになっていました。

というのも、関学からみて、日大の左のCBに対して秋山#85、岸#1の両SEが若干マージンを

保ち捕球体性を作りことが出来たからです。
これが、どんどん点を取り出した、日大のオフェンスに関学がパスをとおして
追いつくことが出来た理由です。
 で、紆余曲折あるのですが、
最終番のゴール前でのショートヤーデージの攻防について書きたいと思います。

三点差を追いかけ4Q残り数秒での攻防です。
最初に書いておきたいのですが、
基本的にショートヤードのシュチュエーションは圧倒的にオフェンス有利です。
それをあれだけ何度も、日大のデフェンスは、止めていたわけです。
正に凄いクイックネスとパワーです。褒めるべきは、日大のデフェンスでしょう。
関学のこの試合のショートヤーデージのオフェンス体型はIフォーメーションで
しかも、モーションでTE二人いるほうのサイドにスロットを動かす
アンバランス体型で、セットの体型では、理論上最大のパワープレーです。
最初はこれで迫り、次に、リーグ戦でもやっていた
QBの横に二人ブロッカーを置く体型。二人を露払いにここからQBスニークです。
タイミング的には、一番早いプレーでデフェンスは、というより、LBは、
正にこのプレーのタイミングにほぼ釘付けです。
これも、日大は止めます。
そして、関学もタイムアウトをぎりぎりまで時間を使い使い切り
日大も、一つのプレーの前に、二回も使い使い切ります。
いよいよ、泣いても笑ってものラストプレーです。
プレイアクションパスに逃げるかなんて、ちらとも関学は考えなかったみたいです。
最後のプレーもラン!!。
しかも、今度は、TB横山選手#2のブラスト・プレー!。
ランでは、タイミングとして遅いプレーで
QBのスニークにタイミングを合わせていた日大LBが倒れこんでいる
上を横山選手#2が乗っかる形でTD。
これで、勝負は決しました。
最後の数秒の越した日大のキックオフリターンですが、
金選手に蹴ってくるわけはなく、短めの関学のキックを日大の選手が、ちょっと
ジャックルし金選手にトスするも、関学のカバーチームが殺到し全くリターンできませんでした。
ここで、ゲームセットです。
このゴール前の攻防は、後世まで語り継がれるプレーになるでしょう。
正に試合終了数秒前まで、勝敗がわからない物凄い試合でした。
点数が示すように、ほんの少しの差で試合が決しました。
その差は、なんだったのでしょう。
 関学の丁寧さきめの細かさです。
パスがダメでも、QBキープまでし、ランでファーストダウンを重ねたり、
FGがけりにくい時は、デレイをわざと取られて下がったり、
終盤のゴールまでも、ファンがやきもきする中、
意図的に12秒までわざとタイムアウトを取らなかったり、、。
それに比べ、日大は、ドライブして得点したというより、
一発ゲインでの加点ばかりでした。
これが、一番現れているのが、時間消費とサードダウンコンバージョンの回数。
時間消費は、40分と20分と倍使い、
コンバージョンは、関学が、9回で、日大が2回。
この辺でしょうね、、。
 正に、日本で一番フットボールを知り尽くしている集団による勝利といったところです。
鳥内さんは、よく関西と関東フットボールを比べて
関東は、スポーツやけど、関西は、セコセコフットボールを言いますが、
そのセコセコフットボールが勝ちました。