2007 関京戦 | 勝手に応援、関西学生アメリカンフットボール

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 関西地区で大変盛り上がっている学生アメリカンフットボールを、

勝手に記事にします。

偏向、誤り、思い入れ、多々あるかと、思いますが、どうかご容赦を!。

2007/11/10 saturday

@神戸ユニバー記念競技場

関西学院大学VS京都大学
 天候晴れ(フットボール日和)


 今年も、関京戦の日を迎えました。
戦前の予想は、関学の圧倒的有利。
そこに京大が、どんなゲームプランで挑むのかが注目点、
京大は、前節の立命戦は自軍の出来の悪さ、作戦の施行の不味さも
あり大敗を喫しました、そこからどういう風に立て直すのかがポイントでした。


 【関学デフェンスVS京大のオフェンス】

この対決のポイントは、京大のオフェンスがいかにボールコントロールするかにありますが、
結果は、全然だめでした。
京大は、エースRBの#39を高松選手怪我で欠く状態でTBには、QBの#19宮下選手を入れています。
でQBのポジションには、#10の桐原選手が入っています。
ランで切り開こうというより、前節の立命戦でもある程度効果がありゲインを奪った
クイック・スラント系のショートパスで進みたいというプランが窺えました。
体型もTEを置かない、Iフォーメーションでレシーバーはスリーワイドの形です。
でインサイドのスロットにエースWRの中村選手をいれ、そこに多くパスをヒットさせようと
いう意図です。
 が、何本かパスは決まるも、関学の守備の体型、3-3-5の5人目のDBに
丁度このパスのルートがぶつかる形で立命戦ほど効果的にパスを決められませんでした。
 又、前半(序盤)でインターセプトを喫するのですが、これもレシーバーは空いていましたが、
前のLBの動きが目に入っていなかったようで、前に入られてインターセプトになりました。
兎に角、先制し、(というより、追いかける展開にはしたくない)
ボールコントロールをする意味でも、この序盤から既に計画は破綻しつつありました。
ランも、インサイドのクイックヒットのFBのダイブ系はそこそこ出ていましたが、
 そこから、プレーアクション、又、オフタックルから外のラン・プレーに
つなげるほどの展開にはなりませんでした。
この試合、4thダウンギャンブルにいきな何回か挑んだり、兎に角失うものはないので
思いきりやろうと言う意思は感じられましたが、ランニングプレーに固執する感じは、
さほど見られませんでした。
それより、ショートパスに生き残りをかけていた感じです。
 関学のデフェンスですが、3-3-5なのは、上記しましたが、
フロントは、兎も角、5の方のDBはリーグ戦当初よりだいぶメンツが変わっていて
(アスリートだと、聞いていた#25吉川選手(日本代表)など、見られました。)
これが、怪我人により万全でないのか、調子を整える為わざと下げているのか、は、不明です。
 ただ、フロント勢は、磐石で、DL陣のプレッシャーは恐ろしいぐらいかかっていて
まともに、パス・プレーが組み立てられる状況ではありませんでした。
 京大は、追いかける試合展開、決まらないパス、それほど出ないラン・プレー等等で
プランを実行するより、ファーストダウンまでの残りヤードに追われる状況が続きました。


【関学オフェンスVS京大デフェンス】
 こちらは、意外というか、京大のデフェンスの健闘が見られました。
といっても、実際は、この点差なので、結果からみれば健闘とも言えませんが、、。
 京大デフェンスのシステムですが、横に5人並行に並べるニケッル・デフェンスは
残りヤードが長いときだけで、普通に4-3のデフェンスで守っていました。
これは、関学のショットガンが、実は、2バックの時など、セットのオフェンスと
殆ど同じ配分でランがコールされている事への対応だと思います。
 この試合を見て、改めて思ったのですが、
関学のショットガンは、Iフォーメーションなんかに比べて、若干ランナーが
スクリメージを通過するときのタイミングがつけ難いというぐらいで
殆ど、ツーバックのオフェンスと遜色なくランが組み立てられています。
縦にダイブのフェイクが入ってのオプション、又、そこから逆へのカウンター・プレー。
モーションを利用した、速いオープン・プレーのスウィープ等等、
本当によく考えられたコールで、ショットガンでランを出しにくいなんて
過去の言葉になりつつあります。
 京大は出来の悪かった立命戦に比べ、兎に角、ボールへの集散だけは、しっかりやろうと言う意思が
感じられ、インサイドのランプレー、パスラッシュについては、かなり健闘していました。
しかし、パスとオープンのランプレーだけは、どうすることも出来ず、
かなりゲインされていました。
 総じて、関学のオフェンスをコントロールするというレベルにはならなかったです。
これは、逆の対決でも言えることですが、
ゲーム総じて、当たり等は互角に対応できても、スピードの面で完全に京大が関学に
負けていたことの証拠でもあります。


【キッキング】
関学にリターンTDされたプレーですが、京大のカバーチームで
多分キッカーで入っていた、中村選手が、セイフティ気味で残っていました。
(気味どころか、セイフティだったと思う)
で、余力を残して、飛び出してきたリターナーに対応できたのですが、
タックルにいくか、リターナーの速度を落とさせてフォローのカヴァーチームの選手にタックルさせる
か、躊躇しているうちに、速度で振り切られてしまいました。
あの辺の判断は凄く難しいのですが、基本的にカバーも含めた、デフェンスは
味方が多くいる方に追い詰めるようにデフェンスするし
一人勝手にリターナーに突っ込んだり、追いかけた選手には、コーチは、
そう上記のように指導します。
つまり、中村選手の判断は基本的に間違いではなかったと思います。
まぁ本当に難しいところで、結果論です。
あそこで、中村選手が一人つっこんでかわされても、同じだし、タックルできるとは、限りません。
あの前の段階で対処があったかもしれません。
京大が、スピードで負けていたと書きましたが、
キッキングが、一番スピードが生かされる局面なんですね、、。
そんなことも、思いました。


【総論】
 戦前からわかっていたことですが、
結局関学のスピードを活かす展開の試合にしてしまった。
これが、この試合のすべてです。


 試合最終番、京大の桐原選手がインターセプトを喫した後、
目を真っ赤にしていた桐原選手の頭に手を置いてがしっと掴んだ
宮下選手を見ました。
ここ数試合、桐原選手は、なにがなんだか、わからないうちに
終わってしまった試合ばかりだと思います、
先輩の優しさ、選手QBとしての辛さ、すべてを物語っている
感動的なシーンでした。
下級生は、この悔しさをバネにして頑張って欲しいと思います。


 シーズンは各チーム、残り一試合です。


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