市長として、何がしたいのか、何もしたくないのか。あるいは、氏が描く「市長像」とは如何なるものなのか。素朴な疑問がフツフツと。

 

 

先の週末、中央政界では「我が国初の女性首相」誕生に向け大揺れ。

 

合わせて、“実りの秋”ということもあり、全国各地で“お祭り”でした。

 

 

●祭りと政(まつりごと)と

 

豊橋市でも“ええじゃないか豊橋まつり”が、「伝統と革新をともに楽しもう」をテーマに行われまして。

 

私自身は、オープニングセレモニーを遠巻きに見て、その後豊橋公園をブラブラした、程度に参加したのですが・・・

 

 

豊橋まつり振興会会長の挨拶。

 

 

 

振興会関係者および政界お歴々によるテープカット。

 

 

 

・・・

 

なるほど長坂氏、挨拶はしないけどテープカットはするんだね、と思った次第。

 

何の話かと言いますと・・・

 

 

●ソレは「革新」とは別のもの

 

このニュース、忘れてしまった人や、そもそもご存知ない方もいると思いますが、私自身の備忘録として引用します。

 

 

 豊橋市の長坂尚登市長が豊橋まつり振興会の会長を辞任した。振興会事務局の市観光プロモーション課によると、会則で市長が会長を務めることになっていたが、長坂市長が「市が補助金を出している団体の実質的トップに市長が座ることで、利益相反が生じる恐れがある」と指摘し、14日の総会で会則を改正した。

 

 総会では新しい会長に佐藤元英・豊橋観光コンベンション協会会長(ヤマサちくわ社長)を互選。長坂市長は運営の意思決定に関わらない「名誉会長」に就いた。

 

 

 

「市が補助金を出している団体の実質的トップに市長が座ることで、利益相反が生じる恐れがある」

 

⎯⎯今、改めて読み返しても、やっぱり謎理論(屁理屈とも言う)なのだけれども・・

 

 

長坂氏という人は、(“政教分離教”信者だからなのか)市長として、お祭りの類とは距離を置くのが正解だと信じているようで。

 

もっと言えば、歴史における、あるいは地域における、人と人との繋がりといったものを忌避する傾向もあるようで。

 

 

なのに、露出だけは怠らないという・・・

 

 

 

挨拶はしないけど、と言えば、こんなこともありましたしね。

 

 

 

ま、いずれの場面においても、挨拶したらしたで「図太い人だ」と言われたことでしょう。

 

何をしても批判される、というヤツです。

 

ま、自業自得なのだから仕方ないことですけれども。

 

 

●魂は細部に宿る?

 

ともかく、長坂氏は、こういった(私が思うところの)市長として相応しくない考え方、行動をする人だということは、忘れないようにしないとね、です。

 

 

ちなみに・・・

 

上のテープカットの後、スタッフがハサミを回収するのですが、その折、長坂氏が相手に刃先を向けて渡そうとした、のを目撃してしまいました。

 

当然、受け取るはずのスタッフさんは一瞬身を引きました。

 

それで気付いたのか、長坂氏はハサミを持ち直して渡し、事なきを得たわけですが・・・

 

 

う、う〜む・・・

 

一瞬の出来事で証拠写真を撮れなかったのだけれど、市議に立候補した時から長坂氏嫌いだった私の心が見せた幻だったのかしら?

 

 

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これも備忘録。個人的に知り合いでもある人の寄稿。ほぼほぼ同意です。

 

 

 今回の判断の背景には、「政教分離」への過剰な配慮があったのではないかとの見方もあります。今年1月には「豊橋鬼祭」の奉賛会長辞退、今年2月の建国記念の日の奉祝行事に寄せた祝辞でも「関与できない理由」に多くの文面が割かれていたことは記憶に新しいです。これら一連の対応を見ると、宗教的な色合いを持つ行事への関与に慎重な姿勢が一貫してうかがえます。

 

 

 

 まつりをつないできたのは、形式ではなく人々の「思い」です。市長とは、その思いを象徴する存在であるべきです。形式や批判を恐れて距離を取るのではなく、地域とともに祈りを分かち合い、文化と精神の担い手としての責任を果たしてほしいと願います。