長坂氏の言動は腹立たしく許し難いものがあるけれども、それよりも(それをちゃんと表明しつつも)、微力と言われようが無力と貶されようが、自分にできることをやっていくだけ、です。

 

 

 

シーズン初の3連敗で足踏みしてた我らが三遠ネオフェニックス。

 

4月23日(水)、4度目の正直で試合に臨んでいたまさにその時、こんなニュースが配信されました。

 

 

●試合前

 

 大一番を前に、地元・豊橋市の長坂尚登市長は「(チームの好調は)ホームの市長として非常に喜ばしいことだと思っております」と話しましたが、新アリーナの議論は基本的には公約通りかという質問に対しては「別であるということですね。チームが強い弱いというのは何も関係ない」と答えました。

 

 

 

は? アナタ、一体どういう人?

 

わたしゃもう、それ以外に言葉が出ませんでした。

 

 

「チームが強い弱いというのは何も関係ない」

 

いや、そんなわけないでしょうに💢

 

 

長坂なおとという人は、その同じ口で、こんなことを言ってるんですよ。

 

 

●試合後

 

 ホームタウン豊橋市の長坂尚登市長もこの日は後半から観戦した。取材に対し「地区連覇は大変おめでたいことで、ブースターの盛り上がりもよかった。CSでは日本一を目指してほしい」と期待した。

 

 

 

相変わらずの“ブラックなおとorホワイトなおと”ぶり。

 

どう受け止めるかは人それぞれでしょうけれども、一市民、一ブースターとしては・・・

 

もう、お願いだから黙ってて。

 

そんなんで、応援してますアリバイ作りはやめて。

 

・・・といった感じでした。

 

 

ニュース続報。

 

 

●試合翌日

 

 プロバスケットボールBリーグで、愛知県豊橋市が本拠地の「三遠ネオフェニックス」が2025年4月23日、中地区優勝を決めました。しかし、「Bプレミア」参入に必要な新アリーナ建設を巡り、長坂尚登市長と市議会側の対立は続いていて、リーグ参戦に暗雲が立ち込める事態となっています。

 

ああ、こういう伝えられ方をしてしまうんだなあと・・・

 

もちろん、マスメディアとして、(市長と市議会と)どちらかに寄ることはできないのでしょうけれども。

 

ただ、どちらかと言えば、が滲む材料を提供してくれてはいます。

 

 Bリーグプレミアがアリーナの整備を参入条件にしている理由について、島田慎二チェアマンはHPでコメントを出していて、「アリーナのある世界観を普及させることで、バスケットボール界が高いレベルにいける。アリーナを改革の一丁目一番地に据えた根幹です」としています。

 またジャーナリストの二宮清純さんは、こうしたBリーグプレミアの方針について「地域の成長産業、娯楽がなければ人口流出が進んでしまう。地域社会に価値のある拠点としてアリーナを必要としている」と話しています。

 

 

 

この辺り、東大出の「地域活性化伝道師」様には理解できないんですかね。

 

ま、それより何より「公約が大事」なのでしょう。

 

 

締切の都合だと思いますが、この日の新聞1面。

 

(東愛知新聞4/24-1面)

 

 

さて、以下は別の記事。それなりにまとまっていて良いです。

 

 

●試合翌々日

 

 三遠ネオフェニックスがレギュラーシーズン4試合を残して、2シーズン連続となるB1の中地区制覇を決めた。大野篤史ヘッドコーチ(HC)は千葉ジェッツの黄金時代を築いた名将だが、新天地でも偉大なチームを作り出しつつある。就任初年度(2022-23シーズン)は23勝37敗の負け越しでチャンピオンシップ(CS)進出を逃したが、昨季と今季はBリーグ全体にインパクトを与える戦いを見せている。

 

 

 

という導入から優勝を決めた試合、今シーズンの戦いぶりなどを伝えた後、こんなくだりがあります。

 

 コーチや選手だけでなく、クラブとブースターが「コート外」の問題で苦しんだシーズンでもあった。大野HCは優勝セレモニー後、バスケットLIVEのインタビューでこのようなコメントをしている。

「大変なことがたくさんあって、心が折れそうになった時期もありましたけど、自分たちを奮い立たせてくれたのはブースターの皆さんの力強い声援でした」

 

この辺りから、ちょっと申し訳ない気持ちにもなって、うっかりすると潤んでしまうのですが、以下も、大野HCの言葉。

 

「これがあったから、あれがあったからというのはちょっと言いたくありません。言いたくないけど、やはり色々な声が聞こえてきます。豊橋に来て3シーズンですが、自分が地域の日常になりたいと思ってやっていることが本当に正しいのか、地域の皆さんのためになっているのかーー。また地域の誇りになれるのかというところで、苦しいことがたくさんある中、それを奮い立たせてくれたのは、ブースターの皆さんや、生活している中で声をかけてくれる地域の皆さんでした」

 

「もう一つ、自分たちの本当に行きたい場所があります。去年は本当に悔しい思いをしました。僕たちだけではなく、協賛していただいているスポンサーの皆さん、地域の皆さん、ブースターの皆さんもその景色が見たいはずです。そこへ一緒に行きたいと思っています」

 

 

もうね、長坂氏に、人の心があればと思わずにはいられません。

 

 

記事は、こう締めくくっています。

 

 チームが心の底から欲しているのはタイトル。そして「地域の誇りになる」という究極のゴールだ。

 

市民としてもブースターとしても、もちろんタイトルは欲しいです。

 

欲しいけれど、仮にそれを逃したとしても、だから誇れないということはありません。

 

OSGフェニックスの時代から見てきた自分にとっては、もう十分に「誇れる」存在です。

 

 

これも締切の都合だと思いますが、この日の新聞1面。

 

(東愛知新聞4/25-1面)

 

 

●そして今日

 

何であれ反対する人、とにかく腐す人、は何時でも何処にでもいます。

 

ただ、今の我が豊橋においては、「政治」的に色々と不幸な巡り合わせが重なり、餌を与えられたそれらの人々が、実際よりはるかに多くいると見える事態となっています。

 

マスメディア的に、いつもの「火遊び」程度で済ませるつもりが「まさか長坂」という事態に至り、彼ら自身にも制御できない大火となってしまった、というところでしょうか。

 

 

そもそも「新アリーナを争点とする選挙で建設反対を訴える長坂氏が当選した」は、一応の事実ではあっても、それイコール「新アリーナ建設反対が支持された」ではありません。

 

投票日の出口調査を見れば、有権者は必ずしも新アリーナをメインイシューとして投票したわけではないことが分かります。

 

仮に、長坂氏や彼の支持者が言うように、新アリーナがファーストイシューだったとするなら、各候補の得票率(建設中止の長坂氏は36%、継続・推進の浅井氏32%、近藤氏29%)からして、新アリーナ賛成派の方が多いことになります。

 

 

●三省

 

「好き」とか「誇り」とか、何なら「アイシテル」とかを口にするのは、それなりに勇気が要ります。

 

フェニックスが好き、バスケットが好き、までは言えても、だから新アリーナが必要とまでは言い難い、というところもあると思います。

 

後者は、否が応でも政治絡みになってしまいますし、例えば[X]なんかでは、どうかすると「反対派」がやたら絡んできたりしますしね。

 

ただ、そんなものは、事実誤認を指摘する以外スルーで良いんです。

 

 

「好き」も「欲しい」も、黙ってたらダメ。

 

 

言葉にしなければ伝わらないし、

 

言葉にしなければ未来は変えられません。

 

 

三遠ネオフェニックスの、いや、豊橋の可能性について、「どっちでもいい」くらいの、ふつうの人々にこそ、伝えたい。

 

 

こちら大浦選手。私の推し。

 

優勝を決めた試合でのワンシーン。“魂を込めた”ボールの動きにご注目。

 

 

 

伝われ!

 

です。