れいわ新選組・・・これは、いわゆる「個人の感想」に過ぎませんが、何というか、人の醜い部分を優しく撫でて取り入るのが上手な人が多くて萎えます。その意味で、まさに「赤」(共産党)を薄めた「薄紅色」がイメージカラーといて相応しいなあと。

 

 

唐突ながら、Facebookで、こんなポストに遭遇してしまいました。

 

 

なんとアリーナ反対派だけでなく、賛成派からも「住民投票」を行うための条例が提出されました。
 
賛成派は住民投票に2度も反対したのにどういう事か。市長選挙の衝撃的な結果、そして過去に2度も否決して市民の声を聞かなかった恐ろしさを経験し反省したのか。それとも3度目を否決すると猛批判にさらされるので避けたかったのか。新聞にも記載があった市長に対する「不信任案」が内部で意見が割れ、打つ手がなくなり苦肉の策で住民投票を出したのか。
 
いずれにしても、いままで住民投票を否決して市民の声を聞かずに強引に推進して、市長選の後に契約するようにとの請願は無視して契約解除金の発生の可能性を生み出し、市長選で敗れ計画がなくなりそうになって、大義のない不信任案を出すのかと思ったら選挙をやる勇気もなく「住民投票をやりましょう」はあまりにも恥ずかしいのでは。
 
個人的には市長選の後に住民投票を行う事は当初は反対でした。新アリーナ計画中止の公約を掲げた長坂市長が当選し、ただアリーナ計画の契約を解除するだけの事でした。しかし公約通りに契約の解除を実行しようとする長坂市長に対して、説明不足、議会軽視と言われたり、長坂市長のやり方をナチスドイツになぞらえるかのような発言が議員からあったり、県知事、他市の長などの声等、見るに耐えない圧力が長坂市長にかかっていました。何よりも市民の皆様の不安な声、市が分断、混乱していく事を目の当たりにし、不本意ながら住民投票条例を提出いたしました。結果は誰もが納得せざるを得ない住民投票で白黒はっきりさせましょう。私は豊橋公園の新アリーナ計画は反対です。
 
議会は延長され、26日木曜日に住民投票をやるのかやらないのか決まります。

 

 
 

いやいや、いやいやいや、です。

 

 

過去2度の住民投票請求に関して言えば、手続き上、種々諸々の瑕疵があるにしても、市長と市議会が一致して進めている案件について、それを求めた方がオカシイんであって。

 

逆に、此度は、(市長が「民意を得た」と強弁し、無理筋・無責任な公約をゴリ押ししているから、なんだけど)市長と市議会の考えが相反しているだけに、(双方の責任逃れ感満載とは言え)住民投票の意味が無いこともないんであって。

 

 

不信任案が内部で意見が割れたのは、まあ、そうだろうとは思います。

 

「大義」があるかどうかはともかくとして(というか「大義」って何ですか、ではありますが)、〈不信任案を出すのかと思ったら選挙をやる勇気もなく「住民投票をやりましょう」はあまりにも恥ずかしいのでは〉についても、そのとおり。

 

 

しかしながら、住民投票に対する姿勢が変化しているのは長坂氏も同様です。というか、理由が今ひとつ理解できないので、より、たちが悪いような気がしないでもないです。

 

かつて、住民投票をしないのはケシカランと言い、市長選挙前後には自ら提案するつもりはないと言い、市議会が始まるとやるとしたら結果は受け止めると言い、でもやるかどうかは議会が決めることだと逃げ・・・

 

要するに、どっちもどっちですよ。

 

 

そんなことより、そもそも、〈新アリーナ計画中止の公約を掲げた長坂市長が当選し、ただアリーナ計画の契約を解除するだけの事でした〉って、そんな簡単な話のはずがないじゃありませんか。

 

何しろ、市と業者と、双方合意の上で交わした契約であり、既に着手済みの計画なんです。

 

市長が変わったから(先方にしてみれば同じ市であり、市の「気分が変わった」くらいのこと)で「解除」できるなら、契約の意味がありません。

 

関係する多くの人々が地道に積み上げてきた整備・運用計画なんだから、関係各方面に説明するのは当然だし、議会とのすり合わせだって必要に決まってるでしょ。

 

ナチス・ドイツ云々発言はさすがにナイとしても、〈県知事、他市の長などの声等、見るに耐えない圧力〉というアナタの表現だって誇張が過ぎます。

 

県にとっても近隣市町にとっても、大いに影響される話なんですから、この件に関して発信するのは、極々、当たり前の反応です。

 

 

こういう物言いを含め、アナタご自身、虚実ないまぜの情報を発信してきたことも〈何よりも市民の皆様の不安な声、市が分断、混乱していく事を目の当たりに〉する原因でしょうに。

 

不本意だとカッコつけるくらいなら、提出しなければ良い。

 

ソレが一体何かは分からないけれど、そんなものがあるのかどうかも疑わしいのだけれども、「本意」に基づいた行動をしてくださいな、です。

 

 

ということで、改めて、ポスト主はこの方。
 
画像は、2023年4月、豊橋市議会選挙時の選挙公報です。ちなみに、この時、3,285票で11/36位での当選でした。
 
 
 
彼に限らないのだけれど、当時、推進派ではない人のほとんどが「豊橋公園内の新アリーナ建設に反対します」という言い方をしていました。
 
いかにも「豊橋公園以外なら反対しない」というふうに受け取れるのだけれども。
 
 
かと言って、実現可能で具体的な対案を示されたことはなく、いつの間にか「どこであれ建設反対」「そもそも豊橋に5,000人収容規模の施設は不要」という話になっているという・・・
 
結局、当初から、反対のための反対だったのね、と言うしかありません。
 
 
もちろん「決まってしまえば、いずれ静かになる」と高を括っていたっぽい市議会多数派議員もダメに決まっていて、今、その後始末に追われているの図で。
 
さらには、あろうことか、それを市民に丸投げしようとしている風情もありで。
 
 
その意味では、菅谷氏の言うことにも一理あり、です。
 
ひたすら情けない。
 
 
それもこれも、元を糺せば有権者の選択、と言われてしまえばそれまでですが・・・