「アフガンレスキュー」現場のアフたち! | 鹿児島パッチワーク&フレンチメゾンデコール&フレンチデコ教室*Afghan Rose* アフガンローズ

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パッチワークを中心に日々の出来事を思いのままに綴ります♪

悲しい現実です・・・・


以下、「アフガンレスキュー」えりーさんのブログより転載させていただきます!


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この度のレスキューは、現状の悲惨さもさることながら、飼育放棄被害にあった犬がアフガンだったが故の残酷さがありました。

当然、アフガン特有のコートの問題です。





それでも、DNFではあまりセンセーショナルな画像は敢えて使いません。

私たちだからできる保護のありかたに集中する事が、(ほぼ)単独種レスキューの存在価値だと考えています。

そのため、できる限りこの子たちの良い面を引き出し、魅力を伝えることを意識しつつ書かせていただきます。




アフガンハウンド&ワンズの里親探し Dogs New Family-Saitama1-1




この時点で名前が付いていなかったアフちゃんたち


分かりやすくするため この子はSaimata1号と致します^^



アフガンハウンド&ワンズの里親探し Dogs New Family-Saitama1-2




最初は逃げ回った1号ちゃん

捕まってしまえば諦めの良いおとなしい子で、3人がかりで行うコートダウンを素直に受け入れてくれました。


やせ細った体と、横に置かれた彼が脱ぎ捨てた負の遺産の対比が悲しい一枚です。




伏せをした胸の深さ(浅さ!)が運動不足の証明ですが、何に驚いたかって言ったら毛皮の下が男の子だった事!

3人で頭部と前足、お尻から後ろ足、胸&お腹を分担し、挟みとバリカンで少しづつ少しつづの作業。




肉がなく、絡んだ毛が薄い皮膚を引っ張るため、少しの事で皮膚まで切ってしまうためとても神経を使います。

その作業でお腹付近を担当した私は、細くて小柄な女の子だと思いながらやっていました。

体の大きさや顔の雰囲気が中性的だったこともありますが、物腰がソフトで最近の人気の草食系男子です^^











アフガンハウンド&ワンズの里親探し Dogs New Family-Saitama1-3




大きさを理解していただくには対比となる物体が必要なのでわかりにくいですが、両側各一枚ずつの汚い汚いムートン状態です。




アフガンハウンド&ワンズの里親探し Dogs New Family-Aitama1and2


こちらはSaitama2号君(ブラック&タン)




長野から到着後スグ、バリカンや挟みを入れて貰っていたので、残ってしまった足先は耳回りなどをキレイにするだけだったのですが、その時もシャンプーでも二号君は最初恐くて逃げ用とする割には、すぐになれてクンクンと周りの匂いを嗅いだりと、好奇心旺盛な余裕をのちらりとぞかせる面白い子でした。




この子は一号君より全体に男の子らしい雰囲気と顔立ち、若干シャイな面はありますが攻撃性は皆無。

不思議な魅力を感じる優しい男の子です。




アフガンハウンド&ワンズの里親探し Dogs New Family-Saitama3-2


Saitama3号は、穏やかでこの写真よりずっときれいな顔立ちの女の子




どの子も環境の変化に少々放心状態ではあると思いますので、今後体力が付き精神的に安定してくれば本当の顔立ちが現れます。




アフガンハウンド&ワンズの里親探し Dogs New Family-Saitama3-3




現地での様子はこんな感じ...




換毛期の栄養失調で生え換わるはずの毛が生えてこなかったか、生えたものの抜け落ちた模様です。




アフガンハウンド&ワンズの里親探し Dogs New Family-Saitama3-1




要らないものすべてを取り去り、すっきりした体はここまでやせ細っていました。

大きさも小さい方ですが、12~3kgあるかないかはわかりません。

もう少し保護が遅れていたら、この子は先ず一番に消える運命にあったと思われます。



我が家の子に使うために持っていた未開封の動物性プロテインがとても高いフードを子犬とママ犬用に持参しましたが、この子も特に早急の対応が必要です。


幸いどの子も食欲があり下痢もなく、奇跡的に皮膚や肉球の炎症もなく(これにはホッとしました!)、薬用シャンプーで洗えば洗うほどフケが出てきましたが、これくらいなんでもありません。


毛皮をはがした下の皮膚に何が起こっているか?

虫がわいている事も考えられますし、ノミダニの死がいが出てくることくらいは覚悟の上の作業でしたので本当に嬉しかったです。


今後は薬浴を週一回繰り返す事で、フケは落ち着くと思いますので、先ずは体力を付けて元気になって貰う事です。

全員ひっくるめて我が家で預かってあげられないことが、つくづくふがいなく思います。


この日一緒に作業した3人で改めてこの写真を見て、現場で緊張感の中せっせと作業をしている時とは違うショックを受けました。




これらの資料写真を纏めて、保健所に提出し飼い主が二度と犬を飼う気にならないような指導をお願いしたいです。

個人的な感情としては、こんなことをした人間には同じ目に会わせてやるのが一番良い対策だと思います。





今回の緊急レスキューでは、里親会に引き取られた犬たちのコートダウン&シャンプーの作業、その翌日は現地に残された3頭のコートダウンの為、二日続けて車を走らせて下さったアフガン仲間がおられます。


通常一緒に動いているメンバー以外の方々のご協力が誠に有難く心より感謝しております。

次回は現地でのコートダウンを中心に書かせていただきます。